福井県福井市で気密測定 2024/01/15
稜です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-10-41-640x479.jpg)
2024年1月15日は福井県福井市で
㈱モジュールホームさまの現場の
気密測定を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-15-31-640x480.jpg)
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中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-18-37-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-16-20-1-640x480.jpg)
屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-15-57-640x480.jpg)
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-16-07-640x479.jpg)
チェックしていきます。
サッシ周りはウレタンで
気密処理されています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-18-25-1-640x480.jpg)
二階の床と胴差などとの取り合い。
ウレタンが吹き付けられていますね。
伝い漏れの起きやすい箇所ですので、
効果的な処理だと思います。
(工法や気密ラインによって、
漏気を起こすか起こさないか変わります。)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-19-09-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-18-57-640x480.jpg)
床の外周部、柱の根元も
ウレタンで気密処理されています。
こちらも伝い漏れを起こす
可能性のある箇所です。
基礎断熱であっても、
柱と土台、床の切り欠きの
取り合い部分から伝い漏れが
起きてしまう可能性があります。
やっておいて損は無い箇所
だと思いますね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-51-14-640x480.jpg)
下屋部分から覗いた壁の面材。
ジョイントにウレタンが
吹き付けられていますね。
意外とここからも漏気する事が
ありますので、
テープやウレタンなどを使って
何かしらの処理をしておくと
いいかもしれません。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-47-46-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-46-38-640x480.jpg)
現場は基礎断熱となっています。
基礎を貫通している水抜き穴や
ダンパー周りなどは、
ウレタンで気密処理されていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-8-40-03-640x480.jpg)
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-9-08-28-640x480.jpg)
C値=0.12cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-9-07-07-1-640x480.jpg)
C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
玄関ドアの下端を確認すると、
漏気を起こしている箇所がありました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-9-09-31-640x480.jpg)
両端から漏気していましたので、
ウレタンを吹き付けて
気密処理を行いました。
玄関まわりはモルタルで
埋まる箇所が多いので
油断してしまいがちですが、
位置(高さに)よっては
伝い漏れを起こすことも
ありますので、
埋められて箇所は可能なうちに
しっかり処理しておきたいですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-9-30-05-640x480.jpg)
最後に掃き出し窓の閉め直しをします。
引き違い窓は召合わせのパッキンの
当たり具合によって気密が
変化する場合があります。
ピチッと真っ直ぐ当たっている場合と、
グニャッと歪んで当たっている場合
とでは隙間の量に違いが出ます。
特に大きい掃き出し窓になれば、
それが顕著になって数値に表れます。
気密処理とは言えませんが、
サッシ本来の性能を引き出す
為の処理という点では、
大切な処理であることに
違いはありません。
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-9-40-29-640x479.jpg)
C値=0.095cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
18cm2 → 14cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.35 → 1.15
となっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/01/写真-2024-01-15-9-41-03-640x480.jpg)
この結果に、
立ち合いされた社長は
納得されたご様子でした。
αA (家全体の隙間面積)と
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が、
どちらも良くなっていますよね。
数か所の気密処理と、
掃き出し窓の閉め直しだけですが、
しっかりと隙間が埋まって
数値に反映されたようでホッとしました。
引き違い窓に限らず、
ラッチタイプの滑り出し窓などに関しても
パッキンの当たり具合によって、
漏気してしまうケースがあります。
暖かく快適な環境をつくる為にも、
調整や閉め直しをしてみると
面白いかも知れませんね。