福井県坂井市三国町で気密測定 2023/10/26

おはようございます
健太郎です。

ちょっと前のことになりますが …。
 

10月26日は 福井県坂井市三国町で
㈱増田材木店さま(ウェルネストホーム)の
現場の気密測定を行いました。

面材はモイス。
外側のジョイントに

気密テープを貼った気密処理。

屋根・壁の断熱材は
セルロースファイバー。
断熱材充填前の測定になります。

外壁側は 付加断熱として

ネオマフォーム65mmを貼る仕様。

サッシは YKKのAPW430の
ドレーキップ窓(樹脂トリプルサッシの内開き窓)。

サッシ周りは 気密テープに
より気密処理。

この現場は床断熱の仕様。
床の気密は剛床の下の
大引きで取ってあります。

隠れて見えませんが…。

何やら間仕切り壁に

断熱材が入っています。

 

この下は大引きになるので

通常は断熱材があたらない場所。

木材熱橋を無くすための処置です。

外周部の土台の上にも

断熱材あり。

 

ホールダウン金物は

ウレタンで覆われていました。

結露防止の処置です。

排水配管と給湯給水配管。

床の気密は剛床の下で取ってあるため

配管周りの気密を剛床の上で取ると

断熱材と剛床の隙間で漏気する可能性があります。

 

配管周りは少し大きめに抜いて(剛床)

コーキングが下まで届くようにたっぷり充填。

ユニットバスの下は基礎断熱仕様。

断熱材と土台の取り合いは

気密テープで気密処理。

基礎を貫く、給湯給水配管。

まとめ配管になっていましたが

配管同士の隙間にコーキングが

たっぷり充填されていました。

2階の天井にはマス目の

ように気密テープが塗布。

梁と合板の取り合いに

テープを貼って気密を取り

この上にセルロースファイバーを

ブローイングします。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は

いかに ...。

C値 = 0.081cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

玄関ドアを養生する段ボールを

噛んでしまいパッキンの当たりが悪い。

段ボールを撤去しました。

これはユニットバスの人通口。

既製品のモノで気密性が良くない。

めっちゃスース―。

養生テープを貼って気密処理?

万が一、人通口を通るとき

強めに押せば戸が外れる感じに。

ここは1階と2階の

間の胴差し部分。

金物周りから漏気がありました。

ウレタンを充填して

漏気を止めました。

床から生えた電線まわりから

微細な漏気を感じる。

1本1本に気密テープを

巻いて気密を取りました。

ここは2階の天井部分。

梁と梁の隙間から漏気を感じる。

この隙間からスース―。

上からの伝い漏れです。

かなりの数がありました。

大工さんが取り合いにコーキングを打ち

増田代表にはコーキングをヘラで

押さえてもらいました。

おっと、梁と合板の取り合いに

気密テープの貼り忘れを発見。

監督さんに気密テープを

丁寧い貼ってもらいました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)

 

正確には…
C値 = 0.032cm2/m2 のウルトラ気密でした。

増田代表は 測定結果を

笑顔で指さし確認。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

10cm2 → 4cm2 と

6cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.25 → 1.03 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

今回のC値改善は梁まわりの

気密処理が効いたと思います。

0.032cm2/m2 は増田材木店さまで最高新記録。

 

この気密を保ったまま

完成気密を迎えたいですね(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs