福井県坂井市三国町で気密測定 2023/10/26
おはようございます
健太郎です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8347-640x458.jpg)
ちょっと前のことになりますが …。
10月26日は 福井県坂井市三国町で
㈱増田材木店さま(ウェルネストホーム)の
現場の気密測定を行いました。
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面材はモイス。
外側のジョイントに
気密テープを貼った気密処理。
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![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8351-640x480.jpg)
屋根・壁の断熱材は
セルロースファイバー。
断熱材充填前の測定になります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8376-640x448.jpg)
外壁側は 付加断熱として
ネオマフォーム65mmを貼る仕様。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8361-640x480.jpg)
サッシは YKKのAPW430の
ドレーキップ窓(樹脂トリプルサッシの内開き窓)。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8354-640x431.jpg)
サッシ周りは 気密テープに
より気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8355-640x480.jpg)
この現場は床断熱の仕様。
床の気密は剛床の下の
大引きで取ってあります。
隠れて見えませんが…。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8356-640x480.jpg)
何やら間仕切り壁に
断熱材が入っています。
この下は大引きになるので
通常は断熱材があたらない場所。
木材熱橋を無くすための処置です。
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外周部の土台の上にも
断熱材あり。
ホールダウン金物は
ウレタンで覆われていました。
結露防止の処置です。
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排水配管と給湯給水配管。
床の気密は剛床の下で取ってあるため
配管周りの気密を剛床の上で取ると
断熱材と剛床の隙間で漏気する可能性があります。
配管周りは少し大きめに抜いて(剛床)
コーキングが下まで届くようにたっぷり充填。
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ユニットバスの下は基礎断熱仕様。
断熱材と土台の取り合いは
気密テープで気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8371-640x480.jpg)
基礎を貫く、給湯給水配管。
まとめ配管になっていましたが
配管同士の隙間にコーキングが
たっぷり充填されていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8358-640x480.jpg)
2階の天井にはマス目の
ように気密テープが塗布。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8359-640x446.jpg)
梁と合板の取り合いに
テープを貼って気密を取り
この上にセルロースファイバーを
ブローイングします。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8375-640x480.jpg)
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は
いかに ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8377-640x421.jpg)
C値 = 0.081cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8383-640x426.jpg)
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関ドアを養生する段ボールを
噛んでしまいパッキンの当たりが悪い。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8403-480x640.jpg)
段ボールを撤去しました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8378-640x480.jpg)
これはユニットバスの人通口。
既製品のモノで気密性が良くない。
めっちゃスース―。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8382-640x418.jpg)
養生テープを貼って気密処理?
万が一、人通口を通るとき
強めに押せば戸が外れる感じに。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8398-640x450.jpg)
ここは1階と2階の
間の胴差し部分。
金物周りから漏気がありました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8399-640x440.jpg)
ウレタンを充填して
漏気を止めました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8379-640x398.jpg)
床から生えた電線まわりから
微細な漏気を感じる。
1本1本に気密テープを
巻いて気密を取りました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8384-640x446.jpg)
ここは2階の天井部分。
梁と梁の隙間から漏気を感じる。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8385-640x422.jpg)
この隙間からスース―。
上からの伝い漏れです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8393-640x449.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8395-640x428.jpg)
かなりの数がありました。
大工さんが取り合いにコーキングを打ち
増田代表にはコーキングをヘラで
押さえてもらいました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8386-640x462.jpg)
おっと、梁と合板の取り合いに
気密テープの貼り忘れを発見。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8388-640x451.jpg)
監督さんに気密テープを
丁寧い貼ってもらいました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8410-640x447.jpg)
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.032cm2/m2 のウルトラ気密でした。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8412-640x445.jpg)
増田代表は 測定結果を
笑顔で指さし確認。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
10cm2 → 4cm2 と
6cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.25 → 1.03 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/02/IMG_8402-640x430.jpg)
今回のC値改善は梁まわりの
気密処理が効いたと思います。
0.032cm2/m2 は増田材木店さまで最高新記録。
この気密を保ったまま
完成気密を迎えたいですね(^^♪