石川県金沢市で気密測定 2024/03/16

おはようございます
健太郎です。

3月16日は 石川県金沢市で
㈱セブンワークスさまの現場の
気密測定を行いました。

面材はダイライト。
ダイライトのジョイントは
気密テープで気密処理。

この現場の断熱材は 屋根・壁ともに

セルロースファイバー。

断熱材 充填前の測定になります。

のちに外壁側に

EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)を

貼る付加断熱仕様。

剛床のジョイント、柱周りは
ユラソール(気密テープ)で
気密処理されていました。

サッシはYKKのAPW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープに

より気密処理。

玄関土間まわりは

基礎と土台の間の基礎パッキン、

土間の断熱を覆うように

ユラソールで気密処理。

お風呂の下は基礎断熱仕様。

断熱材の取り合いは ユラソールで

配管周りは ウレタンで気密処理。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.11cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

面材から気密処理されていない

配線が出ていました。

七山社長がウレタンを

充填して気密処理。

玄関ドアの下端から

漏気を感じる。

ドア枠の隙間にウレタンを充填。

さらにその上からユラソールを

貼りました。

排水管と給水が隣接。

その隙間から漏気あり。

ウレタンを充填しました。

土台を貫通した電気配線から

漏気を感じる。

ウレタンで気密処理されていましたが

甘かったのでしょうか。

違う箇所の電気配線からも

同様に漏気を感じる。

これは気密測定器で減圧して

確認しないとわからないレベル。

 

漏気が止まるまでウレタンを

丁寧に充填しました。

ここは2階の一角。

大工さんが面材と床の

取り合いにウレタンを充填。

実はこの場所は玄関ポーチの

上に当たる部分。

この真下は外になります。

このパターンは伝い漏れし易いです。

 

怪しい取り合いにウレタンを

たっぷり充填して気密処理。

入隅の筋交いと土台の

取り合いにウレタンを充填。

この部分は 柱が連なるパターン。

密着していても取り合いから

伝い漏れし易い。

柱の取り合いに …

ユラソールを貼ってもらいました。

これで木材が少し痩せても安心です。

最後は七山社長が発見した箇所。

気密処理が忘れられた 床の配線穴。

丁寧にはウレタンを

充填しました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善の結果は ...。

C値 = 0.079cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされたお施主さまは

とても喜ばれていました。

 

今回の C値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

16cm2 → 11cm2 と

5cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.16 → 1.00と隙間風が

入り難い特性に大幅改善。

n値は 1に近いほど 隙間風が

入り難いと言われています。

その値が 1.00と最高値。

 

実は お施主様より七山社長が

n値=1.00に喜ばれていたのは

内緒です(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs