石川県七尾市で気密測定 2024/03/21

おはようございます
健太郎です。

3月21日は 石川県七尾市で
㈱セブンワークスさまの現場の
気密測定を行いました。

清掃されたきれいな現場。

 

断熱材は 屋根・壁ともに
セルロースファイバー。
断熱材 充填前の測定になります。

耐力面材は ダイライト。

面材のジョイント(外側)を

気密テープにより気密処理。

のちに外壁側に
EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)を
貼る付加断熱仕様です。

剛床のジョイントは
ユラソール(気密テープ)で
気密処理されていました。

柱周りは コーキングを入れてから

気密テープを立ち上がりに

貼られていました。

室内の外周部にあたる

柱や間柱まわりも コーキングを

充填してから 気密テープを

貼った気密仕様。

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

 

何やらサッシ周りが

ごつい柱や梁で囲まれてます。

これは耐震性能を高めるもの。

 

通常、サッシが付いているエリアは

少し耐震性が劣ります。それを強固なモノで

カバーし、耐力壁としているようです。

サッシ周りは気密テープに

より気密処理。

玄関土間まわりは
基礎と土台の間の基礎パッキン、
土間の断熱を覆うように
ユラソールが貼られていました。

ユニットバスの下は

基礎断熱仕様。

土台と断熱材の取り合いは

ユラソールで気密処理。

 

断熱材の取り合いは 一見

何も貼られてないように

見えましたが 透明な

気密テープが施工されていました。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.10cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善(隙間埋め作業)を

開始しします。

 

七山社長が 漏気の多い

玄関ドアの下端をチェック。

ユラソールを ガチガチに

貼った施工のため 漏気なし。

土間まわりの土台の入隅に

気密テープが貼られていませんでした。

L字に気密テープを貼りました。

大工さんが 掃き出し窓の

漏気を確認されてます。

 

この窓は 大開口スライディング(APW431)。

エアタイトが効いており

漏気はありませんでした。

サッシ周りの強度を上げる

木材の隙間が気になる。

 

外側の面材に気密テープが

貼られてますが 伝い漏れする可能性も…。

木材の取り合いに気密テープを

貼ってもらいました。

これは 胴差しに加工された

間柱欠き(間柱を通す溝)です。

 

チェックしたところ

微細な漏気がある感じ。

この溝をすべてに

ウレタンを充填しました。

おしい …。

窓周りの取り合い。

この隙間からも漏気あり。

気密テープを貼りました。

ここは2階の一角。

面材と胴差しの取り合いに

コーキングが入っています。

コーキングが入っていない

ラインがあったので

ウレタンを入隅に入れて

気密処理しました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.076cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされたお施主さまは

結果を喜び、指さし確認されていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

14cm2 → 10cm2 と

4cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.26 → 1.04 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

木材同士の取り合いと

胴差しの間柱欠きの

気密処理が効いた模様。

 

高い気密レベル(0.1フラット)から

4cm2 の隙間を埋められたのはホント良かった。

完成気密がどう着地するか楽しみです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs