石川県金沢市で気密測定 2024/05/16
おはようございます
健太郎です。
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5月16日は 石川県金沢市で
㈱杉山真設計事務所さまの現場で
気密測定を行いました。
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現場に入ってびっくりしたのが
根太間に吹かれたウレタン吹付断熱。
通常、剛床や床材が敷かれた後の
測定がほとんどです。
踏み外さないように注意が必要です。
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この現場は 屋根・壁・床ともに
ウレタン吹付断熱。
床の吹付は 大引きの下に
ウレタンを吹付するための下地を作り
その上に根太を施工。
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上から下に向かってウレタンを
180ミリ吹付しています。
メリットは大引きの木材熱橋を
緩和することが出来ること。
あと床の断熱材の厚みを稼げます。
杉山真設計事務所さまは
以前よりこの施工方法ですが
冬の床がめちゃ暖かいと好評らしいです。
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サッシは リクシルのEW。
樹脂ペアガラス。
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サッシ周りは気密テープにより
気密処理されていました。
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ユニットバスの下は基礎断熱仕様。
基礎の吹付は 30倍発泡の硬質ウレタン。
水分を吸いにくいウレタンなので安心です。
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大工さんが土台の取り合いに
ウレタンを吹付しています。
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ウレタンを吹付する工程が違うため
縁が切れているので、取り合いの気密を
しっかり取ることが大切。
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稜が玄関ドアの気密を
ウレタンで取っています。
窓周りの気密はしっかり取られていますが
玄関ドア周りの気密処理は 忘れられることが多いです。
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それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
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C値 = 0.22cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
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それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
今回の改善のメインは床です。
根太と断熱材の隙間から
漏気する箇所がチラホラ。
この後、上から合板を施工して
ジョイントに気密テープ貼る予定ですが
断熱材からの漏気を止めたい意向でした。
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漏気は比較的、壁際からの
モノが多かったです。
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隙間にウレタンを充填して
漏気を止めました。
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筋交いと間柱の隙間から
そこそこの漏気あり。
隙間にウレタンを充填しました。
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下屋部分から若干の
風を感じる。
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ここにもウレタンを充填して
漏気を止めました。
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2階は …
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/05/IMG_2304.jpg)
気密処理の定番である
床と柱の取り合いの切り欠き部分。
ここから伝い漏れする可能性は高いです。
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隙間にウレタンを
充填して気密処理。
2階をぐるり1周
気密処理しました。
ここの気密処理は効果的なので
絶対オススメ。
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おっと、勝手口周りの
気密処理もまだでした。
それでは 再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
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C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
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測定に立ち会いされた
設計士さんはとても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
24cm2 → 18cm2 と
6cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.31 → 1.30に変化。
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n値が大きく改善しなかった
理由として 掃き出し窓からの
漏気量が多いことが上げられます。
サッシ調整をしっかり行えていれば
C値が0.1台に入り、n値も良くなったかも。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2024/05/IMG_2295-1.jpg)
断熱材を踏み外すことなく
取り合いの気密処理が出来たことに
ほっとするのでした(^^♪