石川県かほく市で気密測定 2024/05/15

おはようございます
健太郎です。

5月15日は 石川県かほく市で
ハンズスタイル㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

勾配天井のリビング。

掃き出し窓から光が差し込む

明るい室内でした。

階段の途中に

小さな入り口が …。

収納室です。

高さはありませんが

季節モノの収納やレジャー用品、

かなりの大物まで収まる空間でした。

断熱材は天井が サーモウール(羊毛)。
壁の断熱材は パワーマックス。

それらの断熱材をイゾベール・バリオ
エクストラセーフ(可変透湿性気密シート)に
充填して気密処理。

サッシは 掃き出し窓が

YKK APW430。(樹脂トリプルガラス)

 

その他のサッシは

YKK APW330。(樹脂ペアガラス)

サッシ周りは 気密テープにより

気密処理されていました。

測定前のチェック。

これはキッチンの排水配管。

一見、ちゃんと目貼りされていますが

よく見ると右上部分(黒い部分)に

テープがかかっていない。

こんなんで気密が悪く出るので注意です。

こちらは ユニットバス下の

配管貫通部。気密処理が

忘れられていた模様。

 

ウレタンを充填して

漏気がないように隙間を埋めました。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.23cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは定番の玄関ドアの下端。

基礎とドア枠の取り合いから漏気あり。

漏気箇所にウレタンを

充填して止めました。

次は 電子錠の配線まわり。

気密テープは貼ってありましたが

1度剥がし、隙間にウレタンを充填。

再度、気密テープを

貼り直しました。

間仕切り壁内の柱と筋交いの

根元にウレタンを充填。

 

漏気は無かったのですが

木が痩せても 床から

漏気させない処置。

この写真から漏気箇所を

見つけられた人は超マニアックです。

正解は 梁のスリット部分。

この梁の上は断熱材を充填した壁。

壁の中を伝った漏気あり。

気密テープを貼って

漏気を止めました。

続いて、指を刺した右側の

金物の裏から漏気あり。

先ほどと同様のスリットから

漏気するケース。

スリットはもちろん、金物を

埋めるようにウレタンを吹きました。

最後は 収納室まわり。

ここはスリットとほぞ穴。

かなりの漏気がある模様。

気密テープを貼って

気密処理。

こちらは金物周りから漏気あり。

気密テープを貼りました。

今回は壁からの伝い漏れを多かったです。

 

それでは再測定します。

C値改善後の結果は ...。

C値 = 0.18cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善を頑張られた

廣澤代表は ほっとされた表情。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

29cm2 → 22cm2 と

7cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.37 → 1.19 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

測定が終わった後に2階から見た景色。

立地が高台なので 景色がいい。

良い気密が出てホントよかったなぁ~。

気密測定

Posted by fok-rs