石川県金沢市で気密測定 2024/06/11
おはようございます
健太郎です。
6月11日は 石川県金沢市で
ほそ川建設㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
中庭から光を取り込む
明るい室内。
カーテンを閉めなくても
人目が気にならない中庭。
サッシは リクシルのサーモスL。
アルミ樹脂複合のサッシです。
断熱材は 屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
ふと見上げると
1階の天井と梁の取り合いに
ウレタンが吹付られていました。
伝い漏れを防ぐいい仕事です。
測定前の事前チェック。
玄関ドアの下にあたる
基礎と土台の取り合いから漏気あり。
ウレタンを充填しました。
おっと、エアコンのドレン
配管まわりの気密処理が
忘れられていました。
ここは階段の下にあたる
外部収納まわり。
通常、外部収納用の戸は
気密がめちゃ悪いの一般的。
ここの扉は漏気が無く優秀でした。(高気密用)
でも、サッシと基礎の
取り合いから漏気あり。
ウレタンを充填して漏気を止めました。
それでは測定します。
気になる気密測定の
結果はいかに ...。
C値 = 0.33cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
では、C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
勝手口下の基礎と土台の
取り合いから漏気あり。
ウレタンを充填して漏気を止めました。
勝手口の枠の中からと
上端から漏気を感じる。
まず、両脇の枠にフタをするように
ウレタンを吹いてから
上の取り合いにもウレタンを施工。
漏気が止まっていることを
確認しました。
柱と床の取り合いに
ウレタンを充填。
中庭近くの柱周りから
多めの漏気あり。
掃き出し窓の横にボルト穴あり。
ヒートブリッジを嫌って
ウレタンを吹きました。(結露対策)
面材の周りにウレタンが吹かれてます。
この裏側は小屋裏の壁になっており
ウレタンが充填されている構図。
上からの伝い漏れを防ぐ良い仕事です。
ですが、惜しい箇所が...。
最近、よくある梁のほぞ穴。
これは上に繋がっており
壁の中から伝い漏れしていました。
隙間にたっぷりウレタンを
吹いて漏気を止めました。
この壁の中に繋がるほぞ穴は
かなりの確率で漏気します。
注意して確認してください。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.22cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
C値改善をがんばった監督さんは
ほっとして結果を撮影されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
43cm2 → 29cm2 と
14cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.51 → 1.21 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
家は 家族の生活や未来を
紡いでいく大切な住まい。
気密測定で隙間を無くし
快適で暖かい家にしたいですね(^^♪