石川県かほく市で気密測定 2024/06/05

おはようございます
健太郎です。

6月5日は 石川県かほく市で
㈱サンリーハウスさまの現場の
気密測定を行いました。

断熱材は 天井・壁・床
共にネオマフォーム。
パネル工法の現場です。

柱間に施工されたパネル。

外側から柱とパネルの取り合いに

気密テープを施工。

室内側は梁周り、金物周りを

コーキングで気密処理。

天井の断熱材の取り合い

木材同士の取り合いは

コーキングで気密処理。

パネルの下端にも

コーキングが入っていました。

剛床の取り合いは

気密テープで気密処理。

柱周りはコーキングが

入っていました。

サッシは YKKの APW330。

樹脂ペアガラス。

サッシ周りも

コーキングで気密処理。

玄関戸は YKKのコンコード。

片引き戸なので漏気が多いため

目貼りして測定することに。(参考値になります)

 

そして最後に目貼りを

剥がして本測定という流れです。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.17cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)をはじめます。

 

まずは玄関戸の下端。

基礎と玄関枠の取り合いから

微量の漏気あり。

 

コーキングを入れて

手で押さえました。

玄関土間まわりの基礎パッキンは

上から気密テープを塗布。

くっつき難い基礎部分は

上からコーキングで押さえてありました。

気密が漏れやすい

勝手口の下端は気密テープと

コーキングで気密処理。

 

チェックしましたが

漏気なしでした。

レンジフードのスリーブでしょうか。

見た目しっかりコーキングが

入っていましたが ...。

角度を変えてチェックすると

右上部分に隙間あり。

隙間にコーキングを

充填してもらいました。

これは 2階の柱と床の

取り合い部分。

 

パネルと柱の隙間から

伝い漏れする可能性があります。

気密テープをL字に

貼って押さえました。

こんな感じで2階の

外周部を1周、気密処理。

その間、大工さんが1階で

何やら取り合いを気密処理。

 

ここは先ほどの気密処理した

下に位置する部分になります。

 

上で気密処理すると

下から抜ける(漏気する)と

大工さんが察知していたのです。

流石っす。

おっと、下屋に繋がる

梁のほぞ穴。

漏気がそこそこありました。

ウレタンを充填してから …

気密テープを貼りました。

同じような箇所が他に

2箇所ほどありました。

それらもウレタンを充填して

気密テープを塗布。

 

それでは再測定します。

C値改善後の測定結果は ...。

C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それでは 片引き戸の

目貼りを剥がして本測定します。

本測定の結果は ...。

C値 = 0.27cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

C値改善を頑張られた監督さんは

「片引き戸の隙間が 21cm2ってなかなかやね」と

片引き戸の漏気量に驚いていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

29cm2 → 24cm2 と

5cm2 の隙間を埋めました。

ただし、片引き戸の目貼りなしの

本測定では 45cm2 と

21cm2 も悪化した結果でした。

使い勝手が良い分、仕方がないのでしょうか。

 

YKKさん、リクシルさん。

気密の良い片引き戸を作ってください。

ホントよろしくお願いします。

気密測定

Posted by fok-rs