石川県金沢市で気密測定 2024/06/25
おはようございます
健太郎です。
6月25日は 石川県金沢市で
㈱セブンワークスさまの現場の
気密測定を行いました。
この現場の断熱材は 屋根・壁ともに
セルロースファイバー。
断熱材 充填前の測定になります。
面材はダイライト。
ダイライトのジョイントは
気密テープで気密処理。
その上からEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)
を貼った 付加断熱仕様です。
剛床のジョイント、柱周りは
ユラソール(気密テープ)で
気密処理されていました。
筋交いは、床と柱の気密処理を
終えてから施工されてました。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは気密テープに
より気密処理。
玄関土間まわりの気密は …
剛床と土台の取り合い、
土台と基礎間の基礎パッキン、
土間の断熱を覆うように
ユラソールを塗布。
天井の気密ラインは
コーキングか!?と勘違いするくらいに
きれいなウレタンの施工でした。
ちなみに、この上(屋根側)から
気密テープを貼ったダブルの気密処理です。
構造用合板の取り合いは
気密テープにより気密処理。
そこに設けられたコンセントは
気密コンセントボックスが
施工されていました。(間仕切り壁)
それでは測定前に
チェックしていきます。
サッシに搬送用の
クッション材が付いていました。
これが付いていると
パッキンの当たりが悪くなる
可能性があるので取り外します。
資材を退かすと
目貼りの甘い排水配管が…。
配管は下水と繋がっているため
このままだと漏気します。
しっかり目貼りしました。
玄関ドアの下はユラソールで気密処理。
そこから若干の漏気を感じる。
強力な気密テープですが
ほんの少し浮いていた模様。
上からユラソールを貼りました。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.072cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
ちょっと怪しいかな~と思っていた
玄関ドアの電子錠の配線穴。
漏気してましたので…
配線穴にウレタンを充填して
上から気密テープを貼りました。
ユニットバス下の排水配管から
若干の漏気を感じる。
ウレタンを充填しました。
外からの引き込み配管。
配管周りの気密処理が
少し甘かった模様。
こちらは電線の引き込み。
下端から少し漏気があったため
止まるまでウレタンを充填しました。
ここは2階の梁部分。
上は外気にあたります。
ほぞ穴から若干
空気の動きを感じる。
ウレタンをたっぷり
充填しました。
梁と面材の取り合いから
漏気を感じる部分あり。
取り合いにウレタンを入れました。
最後は2階の間柱と梁の取り合い。
漏気は感じませんでしたが…
この取り合いから漏気することが
結構あるため予防策として
ウレタンを充填しました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.063cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定に立ち会いされたお施主さまは
満面の笑みで喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
8cm2 → 7cm2 と
1cm2の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.03 → 1.01 と隙間風が入り難い
特性に改善。1.00が最高値なので
ほぼ最高値です。
実は再測定では気密が良すぎて
エラーを連発してました。
測定器のデータの整合性チェックで
はじかれたためです。
お施主さまにかなり待って頂きましたが
とても良い結果が出てほっとしました。
気密が良すぎると機械のチェックが
めちゃくちゃ厳しくなるので大変です。
でも正常に測れてホント良かった(^^♪