石川県小松市で気密測定 2024/08/09
稜です。
2024年8月9日は石川県小松市で
㈱北製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定を行いました。
玄関ドダは片引き戸のようですね。
移動が楽だったり物を運び入れたりと、
機能性はとても良くて便利なのですが
気密性には少し不安ある印象です。
あまり隙間がないことを祈りましょう。
中に上がります。
屋根はウレタン吹付断熱と
なっています。
壁の断熱材はセルロースファイバー。
充填する前の状態となっています。
面材のジョイントや柱や筋交いとの
取り合い部分を見てみると、
とても丁寧にコーキングで
気密処理が施されていました。
コーキングがこれまた太くてですね、
例えるならば人の小指ほどかそれ以上の
幅で打ってあります。
サッシはリクシルのEW。
樹脂ペアガラス仕様です。
サッシ周りの処理をチェック。
処理自体とても丁寧ですし、
まぐさと柱の取り合いまで
しっかりと処理されているのが
素晴らしいポイントですね。
スリーブやPF管の壁貫通部。
隙間のできやすい上部まで
丁寧にコーキングが打ってあって
とても良い処理だと思います。
玄関土間の土台や断熱材の取り合いも
同様にコーキングで処理されています。
こちらは筋交いと柱の取り合いの
根元部分です。
こういった隙間はコーキングやテープで
気密処理するのが難しいので、
このようにウレタンを吹き付けると
効率的に隙間を埋めることが出来ます。
現場は基礎断熱です。
水抜き穴にウレタンを吹き付けて
埋めてありますね。
こうして上からテープを貼ってあるのは、
吹き付けたウレタンが無駄にはみ出して
しまわないようにしてあるんですね。
はみ出さなかった分のウレタンは
水抜き穴の中をギチギチに
埋めてくれるはずです。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
C値=0.096cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
この結果に、
立会いされた監督さんは
納得されたご様子でした。
最初にご紹介した玄関片引き戸は
それなりに漏気がありましたので、
それを考慮すると中々素晴らしい結果
なのではないでしょうか。
玄関片引き戸の漏気具合をみるに、
躯体自体の隙間はほとんどないと思われます。
というのも、現場の気密処理を
見ていればこの良い結果になるのも
うなずけますね。
完成時の気密測定も楽しみです。