石川県金沢市で気密測定 2024/07/12
おはようございます
健太郎です。
7月12日は 石川県金沢市で
リムズワーク㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
2階リビングの設計。
バルコニーに向かって
天井が高くなる勾配天井。
開放的で明るい空間でした。
サッシは YKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りは 気密テープにより
気密処理されていました。
掃き出し窓から外に出ると
かなり広いバルコニー。
ここで飲むビールは最高でしょう。
断熱材は天井が サーモウール(羊毛)。
壁の断熱材は パワーマックス。
それらの断熱材をイゾベール・バリオ
エクストラセーフ(気密シート)に
充填して気密処理。
エクストラセーフは
可変透湿性の気密シートです。
ここは 1階の天井と壁の
取り合い部分。
合板(天井)と梁の隙間から
伝い漏れさせないために
ウレタンが吹かれていました。(家をぐるりと1周)
ここは 壁の中の筋交いまわり。
柱と筋交いのまわりに
ウレタンがたっぷり充填。
床下からの伝い漏れを
防ぐ処理ですね。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.31cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関ドア下の両脇から
かなりの漏気を確認。
まずはウレタンを
たっぷり充填します。
その後、ウレタンの上から
気密テープを貼りました。
ウレタンだけでは
止まらなかったピンホールを
抑える処置です。
反対側も同様にウレタンを
充填してから気密テープ。
テープの食いつきが
良かったのでいい感じ。
おっと、この梁のホゾは
漏気が多いヤツです。
梁の上は 2階の天井です。
断熱材を充填して気密シートが
貼られてますが外扱いになります。
さながらこのホゾは外に繋がる
トンネルのような感じです。
そんなホゾにウレタンを充填。
同様な箇所をあと2箇所ほど
気密処理しました。
それでは再測定します。
C値改善後の結果は いかに ...。
C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
測定結果に監督さんは ほっとして
詳細結果を確認していました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
39cm2 → 20cm2 と
19cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.62 → 1.29 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
0.3cm2/m2 のC値から
19cm2 も埋めると
めちゃめちゃ達成感があります。
このあと、極力気密を落とさず
完成を向かいたい。
あと、バルコニーがどんな仕上がりに
なるか楽しみです(^^♪