石川県金沢市で気密測定 2024/08/10
おはようございます
健太郎です。
8月10日は 石川県金沢市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
2階リビングの設計。
勾配天井の仕様でした。
現場がめちゃくちゃ涼しいと思ったら
2階の窓に壁掛けエアコンが…。
コレ1台でかなり効いてました。
断熱材は アイシネンの
ウレタン吹付断熱。
柱、間柱の取り合いに
気密テープが貼られていました。
それにしても 屋根&壁の
ウレタンの厚みが凄い。
天井下地から上の部分(壁)は
梁を覆うようにウレタンが吹かれています。
木材熱橋対策の吹付です。
サッシは リクシルのEW。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはもちろん
柱や窓まぐさの取り合いは
気密テープにより気密処理。
気密テープをよく見ると
入隅にコーキングが入っていました。
テープの浮きを押さえる処置です。
この現場は床断熱仕様。
剛床のジョイント、柱の立ち上がりは
気密テープにより気密処理。
大工さんが柱と筋交いの
根元にウレタンを充填。
壁と床の取り合いを
よく見ると …
ウレタンが入っていました。
取り合いからの伝い漏れを
防ぐ気密処理です。(家1周)
玄関土間がきれい。
土台と柱の取り合いは 気密テープ。
基礎と土台の取り合いは ブチルテープ。
土間と断熱材(土間用)の取り合いには
隙間を埋めるようにモルタルが入っていました。
そー言えば、玄関土間の上は
オーバーハングしています。
外からの伝い漏れを防ぐために
その部分を気密処理して
もらいました。
構造用合板の取り合いも
気密処理されています。
裏側もしっかり気密処理。
この部屋は防音室なので
のちに吸音用の断熱材を
壁の中に充填します。
ウレタンが吹かれたは ボックス状のモノは
外部収納であり、階段の踊り場になる予定。
実はコレの気密が難しい。
木&木の取り合いは
伝い漏れすると考えていい。
大工さんに気密テープを
貼ってもらい …
入隅にウレタンを充填。
踊り場を上から見るとこんな感じ。
適材適所に気密材を使って
気密処理しました。
それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.039cm2/m2 の超々高気密でした。
測定結果に 立ち合いされた
お施主さまは とても喜ばれていました。
αA(家全体の隙間面積)= 5cm2。
n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.04。
とてつもない気密スペック。
この現場は やはり外部収納がネックでした。
気密測定器で減圧し、漏気が止まるまで
気密処理したことが良い結果に
繋がったと思います(^^♪