石川県小松市で気密測定 2024/09/30
おはようございます
健太郎です。
9月30日は 石川県小松市で
㈱はっぴいぃらいふ さまの現場の
気密測定を行いました。
㈱はっぴいぃらいふ さまは
はじめての気密測定になります。
断熱材は 屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
家の外側に貼られた
面材は EXパイパー。
そのEXハイパーにネオマフォームを
貼った付加断熱仕様。
ネオマフォームのジョイントは
気密テープを施工された模様。
サッシは YKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは コーキングにより
気密処理されていました。
床の気密は 剛床の取り合いに
気密テープ（透明）。
柱周りには コーキングを充填。
床と壁の取り合い
柱・間柱の取り合いにも
コーキングが入っていました。
床を貫通した電線。
床の取り合いはコーキングに
より気密処理。
では測定します。
気になる気密測定の結果は ．．．。
Ｃ値 ＝ ０.１０cm2/m2 の超々高気密でした。
それではＣ値改善（隙間埋め作業）を
開始します。
まずは玄関ドアの下端。
土台と気密パッキンの取り合いから漏気あり。
隙間にコーキングを充填しました。
玄関土間の基礎と気密パッキンの
取り合いにコーキングが入ってます。
それでも気密パッキンのジョイント部や
気密パッキンの所々から漏気を
感じる箇所あり。
コーキングを充填して
漏気を止めました。
あるあるですが …
木材や建材の下が気密処理
されてないことがあります。
剛床の取り合いです。
手をかざしたところ
僅かですが漏気を感じました。
まずは、木材を移動させて
施工スペースをしっかり確保。
床を掃除機で清掃してから
気密処理を行いました。
手前に見える梁の奥は
下屋になります。
いつも言っていますが
このパターンは梁と天井の
取り合いから伝い漏れしやすいです。
取り合いにウレタンを充填しました。
返し（縦ライン）も入れたので安心です。
可能であれば家の外周部となる
梁と天井のラインも気密処理したい。
頑張ってぐるっと1周、ウレタンを充填しました。
外気に面する木材の取り合いは
伝い漏れする可能性があります。
そこを押さえた処置です。
最後はサッシの確認です。
写真はすべり出し窓ですが
ゴムパッキンを起こしているシーン。
窓枠とゴムパッキンで
気密を取ったすべり出し窓ですが
当たりが悪いと漏気することがあります。
気密性能の高いサッシですが
油断はできません。
それでは 再測定します。
気になるＣ値改善後の結果は ．．．。
Ｃ値 ＝ ０.０７８cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定結果に前出代表は
とても喜ばれていました。
今回のＣ値改善により
αA（家全体の隙間面積）は
16cm2 → 12cm2 と
4cm2 の隙間が埋まりました。
ｎ値（隙間特性値 範囲1～2）は
1.36 → 1.10 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
今回の測定に際し、気密施工について
かなり勉強された模様。
気合の入った気密施工だったため
0.1cm2/m2を切ってきたことも納得。
完成気密も測る予定です(^^♪