石川県小松市で気密測定 2024/09/10

おはようございます
健太郎です。

9月10日は 石川県小松市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。

大きな平屋の現場です。

断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

外壁には ネオマフォームが

貼られた付加断熱の仕様です。

それではチェックしていきます。

 

右側に施工された木材は 天井の下地。

ようは天井になるラインです

その天井下地から上は ボードで隠れるエリア。

(壁や天井の施工の邪魔にならないエリア)

壁側から屋根にかけて

たっぷり断熱材が吹かれています。

 

通常、壁側には 梁が見える景色ですが

ウレタンに覆われて全く見えない感じ。

熱を伝えてしまう木材を ウレタンで

覆い尽くした施工です。(木材熱橋対策)

サッシはYKKのAPW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープにより

気密施工されていました。

 

柱と窓まぐさの取り合い

はたまたウレタンの角をきっちり

押さえるように気密テープが施工されています。

剛床の取り合い部分も

気密テープが施工されてます。

柱の立ち上がりも気密テープ。

エッジくっきりで美しい施工。

 

気密テープが剥がれ難いように

施工順序を考えられています。

大工さんが化粧柱のまわりを

ウレタンで気密施工されています。

 

仕上がりで柱が見える部分なので

慎重かつ 気密が担保されるように

施行しないといけない 繊細な箇所です。

給水・排水管周りの気密処理。

やはり、テープが剥がれにくいように

順序よくしっかり押さえて施工されてます。

柱と床の取り合いに

ウレタンを充填する大工さん。

 

ここはいつも注意喚起している

漏気が発生しやすい箇所です。

おっと部屋の入隅に

微細の漏気を発見。

 

ウレタンが入っていましたが

気泡が潰れたためか漏気あり。

漏気が止まるよう写真のように

ウレタンを充填しました。

稜がユニットバス下の

配管周りの漏気チェックしてます。

ちょっと漏気がある模様。

取り合いにウレタンを

しっかり吹いて漏気を止めました。

ここは玄関土間部分。

土台と基礎の取り合いに

基礎パッキンを覆うよう

ブチルテープを施工。

 

基礎パッキンはジョイント部分や

入隅部分から漏気し易いので

この気密処理はおすすめです。

監督さんが木材のジョイント部分に

気密テープを施工されていました。

 

木材に隙間がないように見えますが

稀に漏気を確認することがあります。

そういった外からの伝い漏れを防ぐ処置。

経年劣化の対策としても有効です。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
 
正確には…
C値 = 0.028cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち会いされたお施主さまは

とても喜ばれていました。

 

αA(家全体の隙間面積)=4cm2(2×2cm)

n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.03

 

共にとてつもない気密スペック。

特に αA=4cm2がすごい。

5cm2を切ってくる現場は

年に数件あるかどうかです。

付加断熱の大きな平屋の家。

真冬でも とても暖かく過ごせると思います。

気密測定

Posted by fok-rs