石川県白山市で気密測定 2024/10/29
おはようございます
健太郎です。
10月29日は 石川県白山市で
㈱永井工務店さまの現場の
気密測定を行いました。
FP工法の現場です。
断熱材は 屋根がセルロースファイバー。
壁・床が FPパネル(硬質ウレタンパネル)。
FPパネルと柱の取り合い
天井、床の取り合いは
気密テープで丁寧に施工されたいました。
下屋の側面に気密シートが見えます。
すでに天井にはボードが貼ってありますが
内部に気密シートが施工されてます。
気密シートはブチルテープで
施行されてますね。
電線は 1本1本間隔を開けて
丁寧にコーキングが打たれてました。
電線と言えば、壁を見ると …
FPパネルを電線の幅だけ削って
埋没するように施工されてます。
コンセントBOXも
ぴったりビルトイン。
いや ~ 丁寧な施工だ。
天井の取り合いを見ると
コーキングがしっかり入っています。
電気屋さんの技です。
サッシは YKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りは コーキングを
充填してから、その上から
気密テープを貼ったダブルの気密施工。
ここはユニットバスのエリア。
断熱材と土台の取り合いは
ブチルテープにより気密処理。
基礎を貫く配管は
ウレタンを充填してから
取り合いにコーキングを
入れた気密処理。
測定する前に減圧チェック。
給湯配管から若干の漏気あり。
この配管は2重構造になっていて
内側の配管はしっかり目貼りされていたが
外側となるピンク色の配管は
目貼りが無かった模様。
お次は仮ドアをチェック。
ドア周りは目貼りしてもらいましたが
ドアノブの目貼りが無かった。
確認すると ぴゅーっと漏気を感じます。
仮ドアのドアノブは漏気することがあるので
当社では目貼りするようにしています。
それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.32cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
では、C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まず、n値(範囲1~2)が1.58と値が
大きいことから窓の開閉や換気のチェック。
換気システムは ガデリウスの
JBDG(第三種セントラル換気)。
配管は外に繋がってましたが
目貼りしてある感じ。
おっと、天井下地の上に
目貼り無しの配管が
1つ隠れていました。
永井代表にしっかり
目貼りしてもらいました。
床にビスキャップが
置いてありますね。
ってことは …
掃き出し窓の枠の
ビス穴が開いたままか。
ビス穴が開いたままでした。
微かに漏気がある模様。
大工さんにキャップを
取り付けてもらうことに。
レースの窪みに指が入らないため
ペンチでつまみ、取り付けてもらいました。(8カ所)
最後は 2階のトイレの配管。
防音配管になっており
2階側の目貼りが効きにくいことが判明。
1階の天井から配管まわりに
コーキングを打つ策を講じました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果はいかに ...。
C値 = 0.11cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善をがんばった永井代表は
ほっとした表情で測定結果を確認。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
42cm2 → 15cm2 と
27cm2の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.58 → 1.05 と隙間風が入り難い
特性に超大幅に改善。
今回の漏気箇所のほとんどは
換気の目貼りが効いて
なかったことによるものだと思います。
こんなケースも稀にあるので
n値等で判断し、原因が早く見つかって良かった。
大工さんの気密施工、電気屋さんの施工は
とても丁寧なモノでした(^^♪