岐阜県羽島市で気密測定 2024/11/05
おはようございます
健太郎です。
11月5日は 岐阜県羽島市で
㈱渡辺建設 プラスホームさまの現場の
気密測定を行いました。
屋根の断熱材はセルロースファイバー。
壁はグラスウール。
断熱材充填前の面材のみの
測定になります。
柱・梁と面材の取り合いに
コーキングが入ってました。
梁と柱・間柱の取り合いには
気密テープが塗布。
コーキングは充填してから
しっかり押さえられていました。
面材は ハイベストウッド。(外から見た様子)
取り合いには気密テープが施工されていました。
この後、付加断熱として
EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)を
面材に貼っていく予定。
サッシは YKKの APW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りはウレタンを充填。
窓まぐさの取り合いは
気密テープを施工。
屋根には当社の商品である
屋根遮熱材の FOボードが
施工されていました。
FOボードは屋根の遮熱材で
屋根側はアルミ蒸着フィルムにより
輻射熱を反射で抑えます。
現場で撮影した通気層(70ミリ)。
通常は 垂木間に施工するものが多く
通気層は30ミリほど。
当社のFOボードは 写真のように
母屋間に施工するので
垂木の高さがそのまま通気層になり
排熱に優れます。
通常、FOボードは湿気を輩出させるために
スリットが入っていますが
この現場はFOボードが気密ラインになるため
ノンスリットのモノを採用してます。
ジョイント部分は気密テープ。
取り合いにも気密テープを施工した仕様。
それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は …。
C値 = 0.48cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。
では C値改善(隙間埋め作業)を開始します。
まずは、面材を貫く電線まわりから漏気あり。
ウレタンを充填して漏気を止めました。
「梁とFOボードの取り合いから
漏気を感じます」と監督さん。
ウレタンを追加で充填しました。
母屋の取り合いからも
漏気を感じる。
コーキングを入れました。
「かすがいが邪魔して感じです」と監督さん。
FOボードとかすがいの上に
気密テープが貼られていますが
入隅が浮いてます。
すーっと漏気を感じる。
かすがい周りのテープの浮きを
押さえるように気密テープを貼ります。
入隅の気密テープの浮きが見えますか?
FOボードの接手から伝って漏気あり。
上から気密テープを塗布。
渡邉社長、大工さん、監督さん、私の4人で
テープの浮いた箇所のリカバリーを
1時間半くらい行ったでしょうか。
断熱充填前の屋根の気密って
改めて難しいと感じました。
ここから 下地を組んで
メッシュ状のシートを貼り
セルロースファイバーを充填します。
その後、気密シートを施工する予定。
ここから作業もなかなか大変です。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.28cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
測定結果に 渡邉社長は安心した様子。
指さしで測定結果を確認されてました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
66cm2 → 38cm2 と
28cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.45 → 1.24 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。
ここから屋根・壁ともに断熱材を充填し
上から気密シートを貼るので
気密がさらに上がりそう。
完成気密がどう着地するのか
とても楽しみです(^^♪