石川県金沢市で気密測定 2024/11/16

おはようございます
健太郎です。

11月16日は 石川県金沢市で
㈱ハザマ住建さまの現場の
気密測定を行いました。

壁の断熱材は

セルロースファイバー。

 

既に壁の中の耐力面材は見えませんが

面材と柱・間柱の取り合いに

コーキングを充填されてます。

耐力面材の外側(ジョイント部)には

気密テープを貼られてます。(見えませんが…)

 

その面材にEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)を

貼った付加断熱仕様。

屋根の断熱材は

ウレタン吹付断熱。

サッシはリクシルのEW

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはウレタンと

コーキングにより気密処理。

 

窓まぐさと柱の取り合いに

コーキングが入っています。

1階の天井と梁の取り合いにも

コーキング(グレー色)が充填されており

返し(縦ライン)も入ってます。

伝い漏れを防ぐ処置です。

こちらは玄関土間まわり。

土台、気密パッキン、

基礎と断熱材の取り合いに

ウレタンが充填。

 

それぞれの隙間を

塞いだ処置です。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.086cm2/m2の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

では、C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まず、すべり出し窓に

搬送用の緩衝材が

付いていることが判明。

もういらないし

窓の当たりを悪くする

恐れがあるので

すべて撤去しました。

小屋裏がめちゃ広い。

ここはウレタンの状態をチェック。

梁と上り梁の隙間から

漏気してました。

隙間にウレタンを

充填して漏気を止めました。

間仕切り部分の

ウレタンに隙間あり。

束まわりも怪しい箇所あり。

全部が漏気している訳では

ありません。 ですが少しでも

怪しい箇所にはウレタンを吹きました。

最後はこちら。

どこかわかりますか?

梁と間柱の隙間。

ここからはしっかり漏気を

感じました。

 

ここにもウレタンを

たっぷり充填。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.079cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

立ち合いされたお施主さまは

とても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

14cm2 → 13cm2 と

1cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.20 → 1.11 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

「家が寒いのはとても嫌 」

そんなところから気密・断熱を勉強し

そこに拘る女性が増えてきていると感じます。

 

日本はまだまだ遅れています。

気密・断熱の重要性が当たり前のように

認識されれば、日本中に暖かい家が

もっともっと増えると思います。

気密測定

Posted by fok-rs