石川県かほく市で気密測定 2024/12/17

稜です。

2024年12月17日は石川県かほく市で

(株)イングさまの現場の気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根と壁の断熱は、

ウレタン吹き付け断熱と

なっています。

サッシはYKK APW330。

樹脂ペアガラス仕様となっています。

チェックしていきます。

 

サッシ周りはコーキングで気密処理。

さらに窓台と間柱の取り合いには

テープを貼って処理してありました。

お風呂の配管貫通部をチェック。

 

貫通部にはウレタンが吹き付けられてて

結構しっかり処理されているように

見えるのですが…

下側から覗き込んでみると、

外から光が差し込んでいました。

 

こういった低位置の気密処理は

実際に目視で確認するのが難しいので、

隙間が残ってしまいがちです。

追加でウレタンを吹き付けて

隙間を埋めました。

 

測定器で減圧している際中は、

漏気しているか否かで外気に通じる

隙間を見つける事が出来ますが、

普段はそんなことできませんよね。

 

目視が難しい箇所(高所、低所、狭い箇所)

をチェックする際には、

スマホのカメラ機能を使うことで

チェックしやすくなるのでおススメです。

屋根に吹き付けているウレタン。

火打ち梁の付近に怪しい隙間が

出来てしまっています。

 

手を近づけてチェックしてみると、

漏気が発生していました。

こちらもウレタンを吹き付けて

気密処理を行いました。

 

ウレタン吹き付け断熱の現場で

隙間が出来がちな箇所として、

この火打ち梁の付近が挙げられます。

 

個人的に絶対チェックしておくべき

だと思うポイントの一つです。

 

大きめな隙間が出来やすい為か

漏気量もそれなりに多いので

もし怪しげな隙間が出来ている場合は

しっかりと埋めておきたいですね。

吊り木の付近にも怪しい隙間が。

こちらもウレタン吹き付け断熱の

現場で隙間が出来がちなポイントです。

ウレタンを吹き付けて気密処理しました。

 

吊り木を見るとウレタンが

付いている面を付いていない面が

あるのが分かりますよね。

 

しっかり四方から吹き付けてあれば

隙間も出来づらいと思いますが、

吹き付け業者の方も忙しいでしょうし

実際難しい話ですよね。

 

ですので、吹き付け業者の方に

任せきりにするのではなく、

ちゃんとチェックするのが大切です。

排水管や給水管の床貫通部です。

 

現場は床断熱となっていますので、

この貫通部に隙間が残っていると

漏気が発生します。

ウレタンで気密処理をします。

 

上で赤丸の付いていた箇所が

漏気の発生していたポイントです。

 

給水管の手前に空いている隙間から

漏気してしまうのはまだ分かりますが、

隅の切り込み部分からも漏気しています。

 

こんな小さな隙間からも漏気してしまう程に

気密というのは繊細な訳です。

最後に玄関土間の付近をチェック。

 

スマホのライトを頼りに

漏気を起こしている隙間の特定を

行っているようですね。

 

漏気しているのは分かるけれど、

実際にどの隙間が漏気を起こしているのか

特定するのって結構難しいんです。

それが暗いとなれば尚更。

 

漏気を起こしていた隙間を特定し

しっかりと気密処理を行いました。

それでは測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.10cm2/m2の超高気密です。

この結果に、立会されたお施主様は

満足されたご様子でした。

 

とても良い気密。

きっと暖かく快適な家になるでしょう。

 

気密処理した分がちゃんと結果に

反映されているような気がして

嬉しい気持ちになりますね。

 

特にお風呂の配管貫通部などは

そのまま気付かずに放っておくと

外気の出入りが多かったでしょうから、

温度差の発生とそれによる結露などを

防ぐ事が出来たのには価値があると思います。

 

目で見るだけでは見つけられない

隙間もありますので、

改めて気密測定って大事だなぁ…と

実感することが出来ました。

気密測定

Posted by fok-rs