福井県福井市で気密測定 2024/12/05
おはようございます
健太郎です。
12月5日は 福井県福井市で
清川建設㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
清掃された きれいな現場でした。
断熱材は 屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
サッシは YKKの APW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りには コーキングが
充填されていました。
剛床のジョイントは
気密テープで気密処理。
柱と床の取り合いは
隙間にコーキングを充填してから
気密テープを塗布した 2重の気密処理。
玄関ドアが YKKのコンコード。
片引き戸は 気密的に不利ですが
このドアはどうでしょうか。
では、測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.37cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは 玄関ドア枠と柱の取り合い。
結構な隙間が気になる。
玄関ドア枠(FIX側)を養生して
隙間にウレタンを充填しました。
続いて 玄関ドア下端の
基礎と柱の取り合い。
ウレタンは吹かれていましたが
そこそこの漏気あり。
ここも養生してから
ウレタンを吹きました。
玄関土間まわりの
基礎と断熱材の取り合い。
ここからも漏気があったので
隙間にウレタンを充填しました。
窓周りの木材の取り合いに
気になる隙間あり。
コーキングを入れます。
からの… コーキングを
指で押さえて隙間に充填。
やっぱり コーキングは
押さえてナンボです。
柱の立ち上がりは
気密テープで気密処理されて
いましたが …
その近くにある ホールダウン金物の
気密処理が無いところを発見。
コーキングを入れました。
柱と床の隙間は 気密処理されていましたが
間柱の取り合いには気密処理が無い。
この隙間から漏気を感じる。
ウレタンを充填しました。
柱と柱が隣接するパターン。
木材同士の隙間から漏気する
可能性があります。
取り合いに気密テープを貼り
隙間風をシャットアウト。
最後は 下屋にある
面材の立ち上がり部分。
上から面材の隙間を伝って
漏気する可能性があります。
取り合いにウレタンを
充填しました。
それでは再測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.33cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
結構漏気を止めて 改善したのに
改善量が4cm2 に留まっています。
n値(隙間特性値 範囲1~2)に至っては
1.57 と隙間風が比較的入りやすい箇所があると
機械が示しています。
やっぱり玄関片引き戸の気密が悪いのか?
参考値になりますが 目貼りして測定します。
その結果は ...。
C値 = 0.20cm2/m2 の超高気密でした。
C値改善をがんばった監督さんは
測定結果に喜ばれていました。
αA(家全体の隙間面積)は
改善前 33cm2
改善後 29cm2
玄関片引き戸 目貼りあり 18cm2。
玄関片引き戸による隙間が
11cm2 もある結果。
でもこればっかりは使い勝手を
鑑みての結果なので仕方がないです。
参考値になりますが
コンパクトな平屋の家で 0.20は
立派な気密と言えるでしょう。