石川県金沢市で気密測定 2024/11/30

おはようございます
健太郎です。

11月30日は 石川県金沢市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。

 

軒がとても深い。

断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

ウレタンの肌理が

とても細かくてきれい。

屋根の断熱材は厚いところで

300ミリを超えているようです。

それでいて外壁側には

ネオマフォームが付加断熱で

施工されていました。

耐震性能にも注力しているようで

耐力面材や筋交いがかなり入っています。

上を見上げると

雲筋交いの数がヤバい。

「こんなに雲筋交いを入れたことない」と

大工さんが言っていました。

小上がりの和室?

アーチがかかるようです。

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

 

サッシ周りは気密テープに

より気密施工されていました。

測定前に サッシ屋さんが

調整してくれてます。

 

最近、気密測定でサッシから

漏気することがよく確認されます。

やはり、高性能サッシであっても

サッシ調整してパフォーマンスを引き出したい。

では、測定前に気密測定器で

減圧して漏気をチェック。

まずは玄関ドアの下端の

ドアの根元。

ウレタンが注入されていましたが

微細な漏気がある模様。

大工さんに追いウレタンを

入れてもらいました。

外に出てチェック。

基礎穴から給湯給水配管を

入れてますが外からの気密処理がない。

 

室内側で気密処理されているようですが

外側からも攻めた方が良いです。

配管同士の隙間にも

ウレタンをたっぷり入れました。

これは 電気配線の貫通部。

この穴にもウレタンを

しっかりと注入。

換気システムは 床下換気の

第1種換気のマーベックス。

 

基礎を貫く配管まわりに

コーキングを追加で入れ

排水配管まわりにはウレタンを

隙間にねじ込みました。

 

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
 
正確には…
C値 = 0.030cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち会いされた

お施主様家族はとても喜ばれていました。

 

αA(家全体の隙間面積)=5cm2。

n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.01。

両方とも驚異的な気密スペックを

表しています。

気密・断熱・耐震ともに

高次元で成立させた現場。

床下エアコンを稼働すると

真冬でも ぽかぽかでしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs