石川県かほく市で気密測定 2024/12/08
おはようございます
健太郎です。
12月8日は 石川県かほく市で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。
清掃されたきれいな室内。
断熱材は 屋根、壁、床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアウールα(グラスウール)。
室内側に 気密シートを施工。(ウルト製)
気密テープは 同メーカーのユラソール。
下屋部分にも断熱材が
充填されてます。
天井と梁の取り合いは
ユラソールで気密処理。
伝い漏れを防ぐ処置です。
剛床のジョイント部分も
ユラソールで気密処理。
柱周りは1度ユラソールで気密を
取ってから コーキングを充填。
ユニットバスの下は 基礎断熱仕様。
断熱材のネオマフォームの取り合いは
ユラソールで気密処理。
サッシは YKKの APW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りもユラソールで
気密処理。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
では C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
改善作業ではないですが
玄関仮ドアの目貼りから僅かな漏気あり。
立ち合いされたお施主さんにも
体感して頂きましたが 「わからない」とのこと。
漏気は微量でしたからね。
ユニットバス下の配管の
引き込み部分から漏気を感じる。
「隙間にウレタン入っているんだけなぁ」
配管の隙間を押さえるように
ユラソールでみっちり施工。
やっぱり、まとめ配管は漏気し易いです。
レンジフードのダクトスペース
でしょうか。処置がめちゃ丁寧。
おっと、テープの貼り忘れを発見。
5cmくらいでしょうか。
「よう見つけるね」と
上からユラソールを塗布。
ここの改善作業は気密テープの
貼り忘れの確認や テープの浮きを
押さえることがメイン。
テープの浮きが見えますか?
こんなところから微量ですが
漏気します。
テープの浮き押さえてから
気密テープを上から貼る。
これの繰り返しです。
小一時間くらい作業したでしょうか。
テープが柄物なので、浮いた部分は分かり易いですが
ずっと見上げて探し回るとは 首が…。
それでは再測定します。
C値改善後の結果は いかに ...。
C値 = 0.12cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定結果に立ち合いされた
お施主さまは とても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
14cm2 → 12cm2 と
2cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.18 → 1.16 と隙間風が入り難い
特性に改善。
改善量は たった2cm2 ですが
テープの浮きを押さえる改善作業は
経年劣化に強くなると信じています。
ずっと暖かく快適に暮らすための
気密測定は いかがでしょうか。