石川県金沢市で気密測定 2025/01/17

おはようございます
健太郎です。

1月17日は 石川県金沢市で
㈱設計木花家さまの現場の
気密測定を行いました。

室内は かなりの数の

構造用合板が施工されていました。

耐震性にも力を入れられています。

断熱材は 屋根、壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

天井と梁の取り合いに

ウレタンがたっぷり吹かれています。

これは梁と天井の隙間から

漏気させないための処置です。

右側のウレタンが吹かれた部分は

下屋の断熱材です。

 

梁越しに伝い漏れさせないために

その取り合いにもウレタンを充填。

気密を熟知したウレタン屋さんです。

サッシは リクシルのEW。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは コーキングと

ウレタンにより気密処理。

測定前にチェックします。

 

すべり出し窓に搬送用の

緩衝材が付いていました。

コレは もう必要ないし

窓の当たりを悪くする

恐れがあるのですべて撤去。

玄関ドア周りだけ

気密処理がなかったようです。

 

木下代表にコーキングを

打ってもらいました。

木材の取り合いにも

コーキングを入れました。

 

コーキングを入れた後は

指で押さえて隙間に充填。

気密が漏れやすい玄関ドア下の

基礎と土台の取り合いにも

コーキングを充填しました。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.081cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

今回は柱・間柱と床の取り合いを

徹底的に攻めました。

各社の仕様によりますが

床は壁の中に半分くらいかかっています。(ピンク線)

 

壁にウレタンを吹付したとき

柱と床の取り合いに 気道(小さな隙間)が

できることが 稀にあります。

そうなると 矢印(水色)のように

漏気します。

そんな伝い漏れを防ぐために

ウレタンを充填しました。

小屋裏の外周部の

柱・間柱も攻めました。

全部で50カ所以上

ウレタンを充填した感じです。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.062cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

立ち合いされた お施主様家族は

測定結果をとても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

13cm2 → 10cm2 と

3cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.53 → 1.25 と隙間風が入り難い

特性に大幅改善。

柱・間柱と床の取り合いの

気密処理がかなり効いたと思われます。

作業的にも難しくないので

ホントおすすめです。

 

ここは全館空調を導入する現場。

完成で どのくらい空調が効くか

とても楽しみです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs