石川県能美市で気密測定 2025/01/23
おはようございます
健太郎です。

1月23日は 石川県能美市で
㈱セブンワークスさまの現場の
気密測定を行いました。

玄関ポーチがアーチ型になっていました。
右側のスリットは 角が丸められてます。


この現場の断熱材は 屋根・壁ともに
セルロースファイバー。
断熱材 充填前の測定になります。

面材はダイライト。
ダイライトのジョイントは
気密テープで気密処理。(外壁側)
引き込んだ配管は まとめ配管。
ちょっと気になりますね。

その上からEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)
を貼った 付加断熱仕様。

剛床のジョイント、柱周りは
ユラソール(気密テープ)で
気密処理されていました。

柱の立ち上がり部分も
ユラソールで気密施工。

サッシは YKKの APW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープに
より気密処理。


玄関土間まわりは
剛床と土台の取り合い、
土台と基礎間の基礎パッキン、
土間の断熱材を覆うように
ユラソールで気密施工。

肌の荒い土間でも きれいに清掃すれば
テープがしっかり食いつきます。

屋根の気密は 合板(天井)と 梁の取り合いに
ウレタンがきれいに充填されていました。
一方、屋根側では 合板のジョイント部分に
気密テープが施工されています。(ダブルの気密施工)

それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.097cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
ユニットバス下の給湯給水配管の
周りから微量な漏気あり。
漏気をお施主様に確認してもらいましたが
「わからない」とのこと。

微量ですので …。
配管の隙間にねじ込むように
ウレタンを充填しました。

反対側の排水配管まわりにも
若干の漏気あり。
七山社長がウレタンを入れました。

排水配管と給水管の隙間から漏気あり。
このパターンは結構あるあるです。
隙間にウレタンを充填。

外から引き込んだ
CD管の漏気をチェック。

こちらのCD管から
若干の漏気を確認。

さっき気になっていた
まとめ配管の漏気をチェック。

「こらあかんわ。めちゃ入っとる」と七山社長。

漏気がしっかり止まるまで
ウレタンを充填しました。

最後は 羽子板ボルトの穴です。
外側で気密処理している模様。
…ですが 室内側でも気密処理を
やった方が良いです。

写真のように羽子板ボルトの
周りにウレタンを吹きました。
15箇所くらいあったと思われます。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.075cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定結果に 立ち合いされた
お施主さまは とても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
9cm2 → 7cm2 と
2cm2の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.16 → 1.02 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。

スタートから かなり良い気密でしたが
さらに詰めることが出来て ほっとしました。
ここから壁にメッシュ状のシートを貼り
中にセルロースファイバーを充填。
その上から気密シートを施工したら
ボードを貼って、仕上げが 塗り壁。
完成気密がとても楽しみです。