石川県七尾市で気密測定 2025/01/22

おはようございます
健太郎です。

1月22日は 石川県七尾市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。

断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

 

リビングは勾配天井で

吹き抜けの仕様。

2階からの景色。

吹き抜けエリアが広く

大空間です。

サッシはYKKのAPW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープにより

気密施工。テープの食いつきが良く

エッジくっきりです。

壁をよく見ると

柱と間柱の取り合い

木材のジョイント部分に

気密テープが貼られています。

木材の隙間を伝う

漏気の侵入を防ぐ処置です。

剛床の取り合い部分も

気密テープが施工されてます。

柱の立ち上がりにも気密テープ。

このテープは かなり食いつきがよく

木が少し動いたとしても追従します。

配管まわりは コーキング。

粘度が保たれるウレタンコークです。

ここは玄関土間まわり。

剛床と框の取り合いは 気密テープ。

框と基礎の取り合いは ブチルテープ。

基礎の断熱材と土間の取り合いは ウレタン。

 

適材適所に気密材が

使われていました。

測定前に減圧して漏気チェック。

玄関ドアの下端から

若干漏気を感じる模様。

サッシ屋さんに調整もらい

漏気を止めました。

漏気箇所がないか

念入りにチェック。

ユニットバス下の

給湯給水の配管周りから

微量な漏気あり。

 

ウレタンを充填しました。

柱と床の取り合いは

しっかりウレタンが

充填してあり問題なし。

梁と梁の隙間があやしい。

ここにもウレタンを

たっぷり充填しました。

2階の床と柱の取り合いの

隙間から若干の漏気あり。

ここにもウレタンを入れました。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
 
正確には…
C値 = 0.037cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち会いされたお施主さまは

とても喜ばれていました。

 

αA(家全体の隙間面積)=6cm2(3×2cm)

n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.08

 

大工さんの丁寧な仕事が

叩き出した 脅威的な気密スペック。

大きな吹き抜け空間があっても

温度ムラが少なく、年中快適に

過ごせると思われます。

とても良い仕事でした。

気密測定

Posted by fok-rs