石川県かほく市で気密測定 2025/02/18

おはようございます
健太郎です。

2月18日は 石川県かほく市で
丸吾建設㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

断熱材は 屋根・壁ともに

ウレタン吹付断熱。

基礎断熱仕様の現場で

床下の空間が室内扱いになります。

サッシは 三協アルミのアルジオ。

アルミ複合ペアガラス。

サッシ周りは ウレタンにより

気密施工されてました。

天井と梁の取り合いに

ウレタンが吹かれてます。

これは木材の隙間を伝う

漏気を防ぐ処置です。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.28cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは CD管(電気配管)のまわり。

ウレタンが施工されていましたが

微量な漏気あり。

気密は良いけど、n値=1.63と

隙間風が入り易いところがあると

測定器が示してます。

 

基礎まわりを調べたところ

小さめですが水抜きの穴が

4カ所ほど開いていました。

基礎断熱の場合、水抜きの穴が

漏気に直結する可能性があります。

すべての穴にウレタンを充填して埋めました。

おっと、玄関ドアの電子錠の

配線穴が埋まっていませんでした。

漏気が止まるまでウレタンを充填。

玄関ドアをよく見るとドア枠の

気密処理が無い模様。

 

窓周りは気密処理しているが

玄関ドア周りは忘れがちです。

ドア枠の取り合いに

気密テープを施工しました。

玄関ドアの枠は空洞のことが多く

外に繋がる可能性が高いです。

ここのドア枠も同様で

下端からそこそこの漏気ありました。

ドア枠を養生し、穴が埋まるよう下端に

コーキングを充填しました。(左右)

次は 柱と床の取り合いです。

この現場はすでにフローリングが

貼られていたため 間仕切り壁を

中心に攻めました。

柱と床の隙間が埋まるように

ウレタンを充填。

こちらも同様で筋交いが

少し邪魔してます。

ウレタンがはみ出さないように

3カ所充填しました。

最後は 下屋部分をチェック。

梁が交差する部分に隙間があり漏気してました。

そこにウレタンをたっぷり充填。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善を頑張られた監督さんは

測定結果をとても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

35cm2 → 18cm2 と

17cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.63 → 1.38 と隙間風が入り難い

特性に大幅改善。

n値が 1.38と少し振るわなかったのは

掃き出し窓からの漏気が多かったため。

のちにサッシ調整をしっかりしてもらうことに。

今回の測定は 玄関ドア周りの改善と

水抜き穴を埋めることにより

C値を大きく改善できたと思われます。

 

真冬の北陸でも暖かく過ごせる

家になりそうです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs