石川県小松市で気密測定 2025/04/03

おはようございます
健太郎です。

4月3日は 石川県小松市で
ハンズスタイル㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

気密シート貼りの仕様です。

断熱材は 天井が サーモウール(羊毛)。
壁の断熱材は パワーマックス。

それらの断熱材をイゾベール・バリオ
エクストラセーフ(可変透湿性気密シート)に充填。

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープにより

気密処理されていました。

ここは玄関土間エリア。

基礎と土台の取り合いの

気密パッキンを覆うように

気密テープ(ユラソール)を施工。

 

気密パッキンは気密を

保持するものですが

完ぺきではありません。

土台の入隅にも

気密テープを塗布。

早速、測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.35cm2/m2 の高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずはユニットバスエリア。

断熱材が入っていたので

それをどけると…。

気密処理していない

配管貫通部を発見!

穴の中にウレタンをしっかり充填し

蓋するように外側にもウレタンを

吹きました。

窓周りの一部に気密施工

されてない箇所発見。

少し漏気を感じました。

 

大工さんに気密テープを

貼ってもらいました。

壁の気密シートは

折り返して床に貼られています。

これは定番の施工方法。

ただし、床のジョイントの

隙間が大きいと壁から伝って

漏気することが多い。

 

それを防ぐため隙間に

ウレタンを充填しました。

伝い漏れと言えば

梁と2階の床の取り合いも

攻めたい部分。

家の外周部をすべて

攻めました。

下屋部分も同様です。

この奥は外扱いになるため

伝い漏れすることもしばしば。

 

取り合いにウレタンを

充填しました。

電気配線を通す

CD管まわりも攻めたい。

気密テープを施工されてましたが

さらにウレタンを吹きました。

ここは階段を上がった

先の框部分。

 

写真のような取り合いから

漏気することがよくあります。

ここも攻めておきたい。

最後は漏気の定番箇所である

梁のスリット。

この穴の上は外エリア。

かなりの漏気がありました。

たっぷりスリット内部に

ウレタンを充填。

ここも梁のスリットです。

今回の改善で漏気量が

1番多かった部分。

 

普通にウレタンを吹くと

自重で落ちてくるので

1度スリットに気密テープを貼り

隙間から充填しました。

それでは再測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善を頑張られた廣澤代表は

「すごい! めちゃくちゃ改善したね」と

驚かれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

52cm2 → 21cm2 と

31cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.55 → 1.04 と隙間風が入り難い

特性に超大幅に改善。

C値が 0.35 → 0.14cm2/m2と

別次元の気密スペックに。 

隙間の質を表すn値に関しても

1.55 → 1.04 と出来過ぎの改善量。

 

これがあるから気密測定はやめられない。

大きく改善出来たときは ホントうれしいです。

この気密を保ったまま

完成を迎えたいですね(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs