石川県鹿島郡中能登町で気密測定 2025/06/30

稜です。

2025年6月30日は石川県鹿島郡中能登町で

トラスト住建㈱さまの現場の

気密測定を行いました。

中に上がります。

現場は屋根・壁ともに

ウレタン吹き付け断熱と

なっています。

サッシはYKK APW330。

樹脂ペアガラス仕様です。

現場は床断熱となっています。

 

床は合板の取り合いにテープを

貼って気密処理を施しています。

排水管などの床貫通部は、

周りにコーキングを打って

気密処理してありますね。

先ほどサッシ周りの気密処理を

確認しましたが、玄関ドアの

周りは気密テープを貼って

処理が施されていました。

 

入隅にビチっと食い込むよう

とても丁寧に貼ってありますね。

 

ただテープを貼ると言っても、

浮きが出来てしまっている場合と

このように施工箇所に浮き無く

ビッチリ圧着しているのとでは、

気密が保持される期間が全く異なります。

 

ハッキリ言ってしまいますが

テープは浮くものです。隙間も出来ます。

でもそれは、一週間後かも知れないし、

数年後もしくはずっと後の事かも知れません。

 

気密が保たれる期間というのは

どれだけ丁寧な処理を施したか、

場所に適した気密材を使用したか、

各気密材の弱点を理解しているかなど

様々な要因によって変化します。

 

気密は今一瞬の為だけでなく、

長く保たせるのが重要です。

ですので、こういった丁寧な処理を

見かけた時はいつも感動します。

お施主様がずっと快適に暮らせるように

想い考え、努力しているんだなぁと。

玄関土間の土台と基礎と間の

パッキンの取り合いの気密処理。

 

こちらも先ほどと同様に

テープをビッチリと貼って

処理を施していますね。

お風呂は全体を覆うように

ウレタンを吹き付けている

仕様となっていました。

 

貫通部の周りもしっかりと

吹き付けてありましたので、

漏気を起こす事はないでしょう。

玄関ドアの下端を見てみると、

土台との間に隙間が出来ていて

漏気が発生していました。

 

少し上の方まではテープが

かかっているのですが…

残りもしっかりと処理します。

なんかピンボケしていますが…

しっかりビッチリとテープを

貼って漏気を止めました。

 

それでは測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.076cm2/m2の

ウルトラ気密です。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

この結果に、

立ち会いされた監督さんは

満足されたご様子でした。

 

これは中々素晴らしい気密ですね。

確かに玄関ドアの枠と土台の取り合い

に残っていた隙間は塞ぎましたが、

それだけでこの良い結果にはなりません。

 

元々、大工さんや監督さん方が

漏気しやすいポイントなどを押さえ、

丁寧な処理を徹底しているからこそ

これだけ素晴らしい気密に

なっているのでしょう。

 

テープの貼り方一つ見れば、

気密にかける熱量や想いの強さが

伝わってくるものです。

 

夏涼しく、冬暖かく。

快適に暮らすことの出来る

素敵な家になりそうですね。

気密測定

Posted by fok-rs