富山県中新川郡立山町で気密測定 2025/07/25
おはようございます
健太郎です。

7月25日は 富山県中新川郡立山町で
㈱赤井建設さまの現場の
気密測定を行いました。

パネル工法の現場です。
壁の断熱材は ネオマフォーム。

屋根の断熱材は
ウレタン吹付断熱。

床下は室内扱いの
基礎断熱の仕様です。

パネルの取り合いには
ウレタンが丁寧に
施工されていました。
実はパネルを施工する前に
柱・土台・梁などの内側に
コーキングを充填してから
取り付けられている模様。
2重の気密施工です。

サッシは YKKの APW330。
樹脂ペアガラス。

サッシ周りは コーキングにより
気密施工されていました。

それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は …。

C値 = 0.28cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは 外周部にあたる
ホールダウン金物から
漏気を感じる。

ウレタンを充填して
漏気を止めました。

大工さんが 掃き出し窓の
下端をウレタンで気密施工。
下端は忘れやすいので要注意です。

漏気が無いか?
チェックしていくと

梁のスリットを発見。
ここは 少し漏気がありました。
ウレタンをたっぷり充填。

もう1カ所、同様な
スリットがあったので
ウレタンを入れました。

ここは 床と柱の取り合い。
手前の切り欠きが少し気になります。
定番の改善ポイント。


すべての箇所にウレタンを
充填しました。
数があるので 人海戦術です。

梁の奥が下屋です。
梁越しの伝い漏れを
防ぐために取り合いに
ウレタンを入れました。

家の外周部の梁と
天井の取り合いにも
ウレタンを充填。

羽子板ボルトの周りにも
ウレタンを充填。

最後は サッシ調整です。
召合せの布のクセを
直してあげます。
※布が倒れていると漏気しやすい。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は …。

C値 = 0.26cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

C値改善を頑張られた
監督さんは 詳細結果を
確認されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
37cm2 → 35cm2 と
2cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.45 → 1.45 と変化なし。

汗ダクダクになりながら
改善処理を行った2時間。
スタートから C値=0.28cm2/m2と
良い気密だったので 0.1に入れるつもりで
C値改善を行いましたが 甘くはないですね。
でもこのパネル工法で 0.26cm2/m2 は
かなり良い気密です。
2時間で 2cm2の改善量は
少し悔しいですが(^^♪