石川県かほく市で気密測定 2025/08/08

稜です。

2025年8月8日は石川県かほく市で

㈱LINXさまの現場の気密測定を行いました。

中に上がります。

 

現場の断熱材は天井・壁ともに

グラスウールです。

壁はまだ充填していないので、

面材が見える状態となっています。

サッシはリクシルのEW。

樹脂トリプルガラス仕様ですね。

サッシ周りはコーキングで

丁寧に気密処理が施されています。

 

固定用のビスまでコーキングで

埋めてあって素晴らしいですね。

壁の面材と柱の取り合いや

天井と桁梁などの取り合いが、

徹底的にコーキングで気密処理

されていますね。

 

ただ処理するだけでも大変でしょうに、

一ヶ所一ヵ所とても丁寧に処理

しているんですから驚きです。

 

よく見ると、木の節までコーキングで

埋めてあるぐらいですからね。

そのうえ、面材の取り合いは

外壁側からも処理されています。

 

内外二重の気密処理。

間違いなく効果はあるはずです。

二階の床外周部を見てみると、

コーキング処理だけでなく

テープでも処理が施されていました。

これだけ丁寧かつ綺麗にズラッと

処理されている光景を見ると、

もはや恐怖に近い何かを感じます。

 

どういった目的でテープを

貼っているのか疑問に思い、

大工さんに伺ったところ

床(合板)のビスからの伝い漏れ

対策との事でした。

 

まぁビスかなぁ…とは思っていましたが、

まさかここまで徹底されているとは。

気密にかける熱意が凄まじいです。

現場は基礎断熱となっています。

 

面材と柱の取り合いなどと同様に、

土台の取り合いまでもキッチリと

気密処理が施されていますね。

基礎の断熱材の取り合いまで

コーキングで処理してあります。

玄関土間周りもこの通り。

徹底して処理を施しています。

 

断熱材に至っては、コーキングで

隠れて見えなくなっています。

 

こんな隅々まで丁寧に処理されていると、

一体どれほどの手間と時間をかけているのか

気になって仕方がありませんが、

何より素晴らしいのはこれを最後まで

実行する気力と熱意でしょう。

スリーブ管の壁貫通部。

 

ミッチリとコーキングを塗りたくって

気密処理を施してありますね。

 

この場合、スリーブ管の上部が

胴差しと密接した状態にありますので、

その取り合いを気密処理しておかないと

隙間が残り、漏気してしまいます。

 

ただこの密接した状態、

狭いので隙間を埋めづらくなっており、

如何せん大変というか難しいんですよね。

という事で、上部の処理の具合を

チェックしてみましょうか…

うん、バッチリパーフェクトですね。

 

正面の難しい取り合いも丁寧に

コーキングで処理してありますし、

その取り合いから面材の貫通部までの

空間に隙間を残さないようミチッと

太めにコーキングを入れてあって

素晴らしい処理ですハイ。

 

コーキングというのは、

時間の経過や振動によって

切目が出来たり接着面から剥離して

隙間が生まれてしまうものなのですが、

打ち方や量、材質に気を配る事によって

気密を長持ちさせることも可能です。

さらには、桁と桁の間の

こんなに狭い取り合いまでも

しっかりと気密処理を施しています。

 

画像では分かりづらいかも知れませんが、

結構狭いのでコーキングを打つだけでも

かなり大変…というか奥の方に至っては

ノズルの先端が取り合いに届かない

のではないかというほどの狭さ。

 

そんな狭い箇所をこれだけ綺麗に

処理しているんですから、

本当に大変だったと思います。

測定を始める前に、

少しだけ漏気チェックをします。

 

玄関ドアの下端からほんの少しだけ

漏気があったようですので、

コーキングで隙間を埋めます。

 

他にも何かないかと探そうとは思ったのですが…

これだけ徹底して家全体の取り合いという

取り合いに気密処理を施しているので、

漏気を起こしそうな箇所の予想がつきません。

という事で、

とりあえず測定をしてみましょう。

気になる結果は…

C値=0.024cm2/m2の

ウルトラ気密です!

表示は四捨五入により0.1cm2/m2!

この結果に、

立ち会いされたお施主様は

喜んでいるご様子でした。

 

αA (家全体の隙間面積)が

3cm2 という結果になりましたね。

 

…3cm2 ???

現場には引き違いの掃き出し窓も

あるのですが、それでいて3cm2 ??

 

凄いとか素晴らしいとかを通り越して、

もはや意味の分からないレベルの気密です。

 

気密に関心のある建築会社・工務店の方や

大工さんならば見ていて分かると思いますが、

こちらの現場、決して容易に気密が取れる

ような仕様となっている訳ではありません。

どちらかと言えば、むしろ難しい部類です。

 

何故かというと、処理すべき箇所や

取り合いが非常に多いからです。

天井にしても壁にしても、

凹凸が所々に存在しているので、

気密処理すべき取り合いが多い。

そして、処理すべきところが多いと

いう事は、その分隙間が残りやすく

漏気を起こす可能性があるという事。

 

コレがウレタン吹き付けであれば、

取り合いを覆い隠すように

埋められるので多少楽なのですが…

 

この現場の場合は、

ひとつひとつ、手作業で取り合いを

気密処理しなければなりません。

 

これがどれほど大変な事か、

どれほど気の遠くなるような作業か。

処理のクオリティを落とさずに

全うするのがどれだけ困難か。

想像に難く無いでしょう。

 

しかし、それをやってのけたからこそ、

今このとても素晴らしい結果がある訳です。

凄まじい努力と精神力です。

 

㈱LINXさまや大工さん、

関連業者さんの頑張りあったからこそ

形となった、とても気密の良い家。

数か月後、快適な暮らしができるであろう

お施主様のことが羨ましいですね。

気密測定

Posted by fok-rs