石川県金沢市で気密測定 2025/08/29

おはようございます
健太郎です。

8月29日は 石川県金沢市で
㈱アイワホームさまの現場の
気密測定を行いました。

断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

1階の外周部にあたる梁に

ウレタンが吹かれています。

これは柱・間柱と床(2階)の

取り合いから漏気させないための

処置です。

 

やりますね。ウレタン屋さん。

ここは 1階の床部分です。

先ほどと同様で

柱・間柱の取り合いに

ウレタンを充填されたました。

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずはホールダウン金物。

貫通部の気密施工がなかったため

床から漏気してました。

ホールダウン金物まわりに

蓋をするようたっぷり

ウレタンを充填しました。

 

そんな場所が4カ所ほどありました。

排水配管まわりの

気密施工が忘れられている模様。

こちらは一見

配管周りに気密施工が

見えますが …

裏側を見るとあらら。

隙間にウレタンを充填しました。

こちらも同様でした。

排水管まわりの気密処理が

完了してませんでした。

 

気密施工時は

角度を変えて確認して

みましょう。

床の気密は 剛床の下の

大引きと断熱材の取り合いに

気密テープを施工してあるようです。

 

もし、その気密テープに浮きがあり

漏気した場合は 柱周りから

上がってくることが多いです。

そのため、1階のすべての柱周りに

ウレタンを充填しました。

ここはユニットバス周り。

土台と間柱の取り合いに

ウレタンを充填。

 

土台の切り欠き部分から伝う

漏気を止める処置です。

最後は玄関ドアまわりです。

 

ドアと柱の取り合いの

気密処理がなかったため

そこそこの漏気がありました。

ドア枠と柱の取り合いに

気密テープを貼って漏気を止めます。

こんな箇所からも

ピューっと漏気がありました。

隙間風って伝うのですよ。

 

気密テープを貼り

しっかり押さえて

施工しました。

それでは 再測定します。

気になるC値改善後の結果は …。

C値 = 0.095cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち会いされたお施主さまは

とても喜んでいました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

23cm2 → 13cm2 と

10cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.47 → 1.14 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

そもそも良い気密でしたが

そこから10cm2改善し

0.1cm2/m2を切れたのは上出来です。

 

隙間の質を表す n値が

1.14(隙間風がめちゃ入り難い値)と

かなり改善したことも注目したい。

 

家は住み始めてから

気密を上げたい(改善したい)と

思っても なかなか改善は難しい。

 

家を建てる時は 勇気を出して

「気密測定したい」とビルダーに

伝えてみましょう。

日記,気密測定

Posted by fok-rs