石川県金沢市で気密測定 2025/09/17

おはようございます
健太郎です。

9月17日は 石川県金沢市で
㈱余助総建さまの現場の
気密測定を行いました。

パネル工法の現場です。

断熱材は 屋根、壁ともに

ネオマフォーム。

柱とパネルの取り合いは

外壁側は 気密テープ。

室内側には ユラソール(高性能気密テープ)が

施工されていました。

 

ユラソールの施工は

お施主さまのオーダー。

屋根のネオマフォームの

取り合いは 気密テープを施工。

断熱材を支える金物の

上から気密テープが

貼られています。

 

金物の隙間から漏気する

ことを分かられた処置です。

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは ウレタンにより

気密施工されていました。

この現場は 基礎断熱仕様。

床下換気システムと床下エアコンを

設備する現場です。

 

通常、基礎断熱の場合は

剛床の取り合いに気密テープを

貼らないことが多い。

この現場は 床下エアコンの効きを良くするために

気密テープが施工されていました。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は …。

C値 = 0.27cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは玄関ドア周り。

ドア枠まわりの気密処理が

忘れられていた模様。

矢印のように漏気していました。

監督さんに取り合いに

ウレタンを充填してもらいました。

玄関土間の入隅から

漏気を感じる。

 

基礎と土台の取り合いの

気密パッキンにウレタンを

入れました。

梁下のスリットから伝って

漏気していましたので

気密テープを塗布。

こちらは 屋根の断熱材と

梁の取り合いから漏気を感じる。

断熱材の気密テープを

合板や梁に貼っているため

その隙間から伝い漏れが

発生している模様。

取り合いに気密テープを

貼って漏気を抑えます。

この取り合いのパターンは多く

表裏で8カ所ほどありました。

こちらも同様です。

屋根の断熱ラインの気密施工した

部分が伝い漏れを起こしていました。

裏から見るとこういう構図。

合板に気密テープが掛かっていると

矢印のように空間を伝って

漏気する感じになります。

人海戦術で気密テープを

貼って漏気を止めていきました。

屋根の断熱材と梁の隙間から

漏気あり。

ここはウレタンをたっぷり

充填して漏気を止めました。 

 

最後に外の基礎貫通部の

目貼りの強化も行いました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果はいかに ...。

C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされたお施主さまは

測定結果をとても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

34cm2 → 17cm2 と

17cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.58 → 1.03 と隙間風が入り難い

特性に超大幅に改善。

そもそも、気密施工が

かなり良かった現場でした。

 

そこから攻めた結果 

αAが 17cm2 と隙間が半分になり

n値は 1.03 とほぼ最高値。(出来過ぎ)

 

1年を通しエアコンがしっかり効く

快適なお住まいになりそうです。

気密測定

Posted by fok-rs