富山県高岡市で気密測定 2025/09/25
おはようございます
健太郎です。

9月25日は 富山県高岡市で
㈱作造さまの現場の
気密測定を行いました。


中庭を囲むような設計。

断熱材は 屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。

ここは 床断熱の現場です。
床の気密は 剛床の下の
大引きと断熱材の取り合いに
気密テープを施工されています。

サッシは YKKの APW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りの気密は
サッシ枠の取り付け時に
行います。

測定前にチェック。
おっと!
梁のスリットが空いています。
ここは下屋部分なので
この上は外扱い。
減圧するとスリットから
そこそこ漏気していました。

このままウレタンを入れると
落ちてくる恐れがあるため
まず蓋をするように
気密テープを貼ります。

その後、隙間からウレタンを
たっぷり充填します。

このような漏気がある
スリットが8カ所ほどあり
測定前にウレタンで気密施工しました。

玄関ドアの下端からも
漏気を感じる。

ウレタンを充填して
漏気を止めました。

それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.24cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは玄関土間部分。

框の下の土台と基礎の
取り合いから漏気を感じる。
まずは 入隅に気密テープを塗布。
その後、基礎と土台の取り合い
全体に気密テープを施工しました。

家の外周部にあたる
柱&間柱と床の取り合いが
気になる。

取り合いにウレタンを
充填して回りました。

ここは ユニットバスまわり。
間柱の切り欠きから 微量な漏気あり。
ウレタンを充填しました。

床の柱周りの隙間が気になる。
この現場は剛床の下で
気密を取っていますが
漏気があった場合、柱周りが出口になって
空気が上がってきます。

1階のすべての柱まわりに
ウレタンを充填しました。

最後は スリーブまわり。
スリーブと柱の隙間が
気になります。
2カ所ほど怪しかったので
隙間にウレタンを充填しました。

それでは 再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.18cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善を頑張った監督さんは
測定結果にほっとされていました。
今回の改善により
αA(家全体の隙間面積)は
33cm2 → 25cm2 と
8cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.41 → 1.23 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。

家の外周部にあたる
柱・間柱と床の取り合い。
柱周り、スリーブまわりと
3人で攻めて1時間弱でしょうか。
難しい処理ではありませんので
是非ともおすすめしたい気密施工です(^^♪