福井県あわら市で気密測定 2025/08/26
おはようございます
健太郎です。

8月26日は 福井県あわら市で
㈱増田材木店さまの現場の
気密測定を行いました。

面材はモイス。
外側のジョイントに
気密テープを貼った気密施工。


屋根・壁の断熱材は
セルロースファイバー。
断熱材充填前の測定になります。

外壁側は のちに付加断熱として
ネオマフォームを貼る予定。

サッシは YKKの APW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは
気密テープによる
気密施工。

気密テープを何重にも
重ねて施工されており
絶対漏気させないぞと
熱いモノが伝わってきます。

ここは玄関土間エリア。

土間の断熱材はもちろん
気密パッキンなど気密テープに
覆われてまったく見えません。
玄関正面に 至っては
気密テープが10本くらい
重ね貼りされています。

天井の合板の取り合い
天井と梁と取り合いにも
気密テープが貼られていました。

気密テープが棒グラフ
みたいになってます。
梁のジョイント部分にも
気密テープ。

床を貫通する電線は
出来るだけ間隔を開け
コーキングが1つずつ
盛り上がるくらいに施工。

これは換気システムの
スリープです。

柱とスリーブの隙間から
漏気することが多い箇所ですが
コーキングがたっぷり
打たれており問題なし。

ここはユニットバスエリア。

断熱材と土台の
取り合いに気密テープ。

配管貫通部はコーキングを
充填してから 気密テープを
貼った2重の気密施工。

それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは床下点検口。
きれいに目貼りされている
ように見えましたが …

よく見ると目貼り
されてない箇所あり。
矢印のようにビュービューに
漏気していました。

大工さんにしっかり
目貼りしてもらいました。

ここはユニットバスの人通口。
既製品を使っていますが
漏気が多い模様。

人通口の取り合いに
弱い養生テープを貼って
漏気を塞ぎました。

電線を入線させるPF管。
気密施工が甘かったので
外からコーキングを入れました。

目貼りの甘い
排水配管あり。
目貼りを強化しました。

何重にも気密テープを
貼った玄関土間まわり。
ピンホールのような
漏気があったため
気密テープで押さえて
止めました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.048cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち会いされた
増田代表は測定結果を
喜んでいました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
14cm2 → 4cm2 と
10cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.45 → 1.17 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善しました。

ほとんどの漏気は
床下点検口とユニットバスの
人通口の漏気だったと思います。
それにしても 83m2の
コンパクトな延床面積で
0.0cm2/m2 表示(0.05以下)を
出すのは凄いです。

気密測定が終り
スポットクーラーを
稼働させる(8月26日)と …

「玄関ドアがまったく開けられない」と
増田代表。(演技ではなく本気です)
気密が良すぎて
スポットクーラーの排気により
室内が超々負圧になり
かなりのパワーでないと
玄関ドアが開かなくなる模様。
完成気密では たまに体験しますが
中間気密で玄関ドアが開かなくなるのは
はじめて体験。
いやぁ ~ 完成気密が楽しみです(^^♪