石川県金沢市で気密測定 2025/10/02
おはようございます
健太郎です。

10月2日は 石川県金沢市で
K-ハウジング㈱さまの現場の
気密測定を行いました。


リビングは勾配天井の
吹き抜けがある設計。

断熱材は 屋根と床が
ネオマフォーム。
壁がグラスウール。
壁の断熱材は 充填前。
面材のみの測定になります。

面材と柱・梁の
取り合いはコーキングと
ウレタンによる気密施工。

気密施工のエリアが
広いので大変だったと思います。

屋根は ネオマフォームと
梁の取り合いを
屋根側は 気密テープ。
室内側は コーキングで
気密を取っています。

サッシは リクシルの サーモスⅡ-H。
アルミ複合ペアガラス。

サッシ周りは コーキングと
ウレタンによる気密施工。

少し気になったのが
木製玄関ドア。
プレイリーホームズの
ユーロトレンドG。
良い気密のドアでありますように。

それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.74cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.7cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは玄関ドア下の土台部分。
入隅から漏気があったので
コーキングを充填。
木製玄関ドアの気密性のは
かなり優秀で ほぼ漏気なし。

気密パッキンの終端が
怪しかったのでウレタンを
充填しました。

梁に金物用の切り欠きがあり
そこから漏気してました。

ウレタンを吹いて
漏気を止めました。

この現場の床の気密は
剛床の下の大引きと断熱材の
取り合いに 気密テープを
貼られている模様。

柱周りが少し冷たく
漏気がありそう。

すべての柱・筋交い周りに
ウレタンを充填しました。

壁の取り合いは
コーキングが効いている
感じで漏気なし。

そーなれば、怪しいのは
やっぱり屋根ですね。

吹き抜け部分や
作業のやり難い屋根エリアに
気密施工の無い箇所あり。

ネオマフォームと梁の
隙間から漏気を感じる。

足場を組んで取り合いに
気密テープを貼っていきます。

屋根の施工面積が広いので
なかなか時間が掛かります。

コーキングが打ってある
箇所を除き、出来るだけ丁寧に
気密テープを貼りました。

2人で 2時間くらい
施行したでしょうか。
それでは再測定します。
C値改善後の結果はいかに ...。

C値 = 0.42cm2/m2の高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

C値改善をがんばられた
片山代表は 測定結果に
ほっとされていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
97cm2 → 55cm2 と
42cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.52 → 1.36 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。

K-ハウジング㈱さまは
今回がはじめての気密測定。
事前に 少しアドバイスさせて
頂きましたが 壁や窓周りの
コーキングが効いていると感じました。
壁が面材のみ状態で
0.42は かなり優秀。
次回の測定が楽しみです(^^♪