石川県羽咋郡で気密測定 2025/10/24

おはようございます
健太郎です。

10月24日は 石川県羽咋郡で
建築昌英さまの現場の
気密測定を行いました。

パネル工法の現場です。

断熱材は 屋根・壁・床ともに

ネオマフォーム。

パネルの取り合いには

コーキングを充填。

透明なので見えにくいですが

床との取り合いにも

コーキングが入っています。

柱、間柱の取り合いには

気密テープを塗布。

木材の隙間を押さえた処置です。

サッシは YKKの APW330。

樹脂ペアガラス。

サッシ周りはコーキングに

よる気密施工。

床の気密は 剛床の下の

大引きと断熱材の取り合いに

気密テープが施工されています。

柱周りにはコーキングが

入っていました。

ここは玄関土間まわり。

玄関ドアは片引き戸。

 

仮ドアなので枠との取り合いが

隙間だらけ。目貼りしました。

基礎と土台の取り合いの

気密パッキンは コーキングで

埋まるくらいに充填されてました。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.27cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

まずは煙突まわりから

漏気していないかチェック。

問題なしでした。

スリープ周りにはコーキングが

入っていましたが …

柱とスリーブの隙間から漏気を感じる。

ウレタンを充填しました。

ユニットバスの上を走る

エアコンの先行配管。

スリーブ周りの気密が取れていますが

スリーブの中から漏気を感じる。

 

外側からコーキング入れた

ようですが 少し甘い模様。

スリーブの中にウレタンを

充填して漏気を止めました。

屋根と壁の取り合いを

チェックしていると …

 

断熱を支えるピンの隙間と

パネルの入隅にかかる金物から

それぞれ漏気を感じる。

ピンの漏気には コーキングを充填。

金物から漏気には ウレタンを入れて

隙間を潰しました。

梁を貫通する羽子板ボルト。

気密施工がなかったため

コーキングを充填。

梁と梁を繋ぐ金物まわりにも

コーキングを入れました。

断熱材の入隅から

漏気を感じる。

コーキングをたっぷり

充填して漏気を止めました。

最後は 柱&筋交いのまわり。

基本的にはコーキングが施工されてましたが

未施工の箇所から漏気してました。

隙間にウレタンを充填して

漏気をシャットアウト。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善の結果は ...。

C値 = 0.24cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

立ち会いされた監督さんは

ほっと一安心。測定結果を

撮影されていました

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

27cm2 → 24cm2 と

3cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.27 → 1.23 と隙間風が入り難い

特性に改善しました。

パネル工法で難しいのは

施行しづらい屋根付近の気密です。

気密測定器で減圧してみないと

漏気があるのか?無いのか?わかりません。

 

この現場の大工さんは とても丁寧に

コーキングを施工されていました。

 

ボード貼り始める前に

気密測定を行い漏気チェックすると

とても安心できると思います(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs