石川県金沢市で気密測定 2025/10/17
おはようございます
健太郎です。

10月17日は 石川県金沢市で
Hamamoto建築研究室さまの現場の
気密測定を行いました。


スキップフロアの設計です。
屋根の断熱材は ネオマフォーム100mm + グラスウール。
壁は グラスウール。
床は ネオマフォーム100mmの仕様。

壁には気密シートが
施工されていました。

サッシは エクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは
コーキングを打ってから
気密テープを貼った
2重の気密施工。

1階の天井と梁の取り合いには
コーキングを充填されてました。
梁と合板の隙間を伝う
漏気を防ぐ処置です。

天井のネオマフォームの
取り合いもコーキングが
充填されています。

ネオマフォームを支える
ピンには気密テープが
貼られています。
ピンの隙間からの漏気を
防ぐためのモノ。

それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は …。

C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

ではではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは床の配管まわりをチェック。
コーキングが充填されていますが …

コーキングが切れている
箇所を発見。
ウレタンを充填しました。

これは エアコンの先行配管。
気密材を使って処理されていますが …

漏気を感じたため
配管周りに気密テープを
巻きました。

あとの隙間埋めは
天井のネオマフォームの
取り合いです。

こんな風にコーキングが切れた
箇所から漏気してました。

すでに天井下地が施工されて
いたため アクロバティックな
体制で気密テープを貼っていきます。

隙間が広い場所は
体を入れて気密施工できます。

隙間の狭い箇所は
漏気チェックも大変。
4人で1時間くらい
天井のネオマフォームと
葛藤しました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は …。

C値 = 0.12cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善をがんばった濱本代表と
大工さんはとても良い表情。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
21cm2 → 16cm2 と
5cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.39 → 1.26 と隙間風が
入り難い特性に大きく改善。

今回の主戦場が天井付近。
見上げる時間がめちゃくちゃ長く
首が いたたた…。
それでも良い気密が出たので報われました。
このまま完成気密を迎えたいです(^^♪

