石川県珠洲市で気密測定 2025/10/21

おはようございます
健太郎です。

10月21日は 石川県珠洲市で
Hamamoto建築研究室さまの現場の
気密測定を行いました。

平屋の現場です。

屋根の断熱材は ネオマフォーム100mm + グラスウール。

壁は グラスウール。

床は ネオマフォーム100mmの仕様。

壁の断熱材は

充填前になります。

すでに 外壁が貼られているため

見えませんが 面材の取り合いは

気密テープが施工されている模様。

室内側の面材と柱・間柱の

取り合いにはコーキング。

木材同士の接合部にも

コーキングが施工されていました。

 

梁と窓まぐさの間の狭い隙間にも

丁寧にコーキングが打たれてます。

この狭い隙間をどうやって

攻めたのだろう?

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りの取り合いは

コーキングによる気密施工。

天井のネオマフォームの

取り合いもコーキング。

断熱材を支える金物には 上から

気密テープが貼られていました。

剛床のジョイントにも

気密テープ。

柱・筋交いまわりは

コーキングで気密施工。

コーキングは押さえが

効いてそうです。

ここは玄関土間まわり。

基礎と土台の間の

気密パッキンを埋めるように

コーキングが入っています。

 

基礎と断熱材(うす緑色)の

取り合いにもコーキング。

伝い漏れを防ぐ処置です。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.29cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずはユニットバスエリア。

断熱材と土台の取り合いは

ウレタンを吹いてから

隙間にコーキングを充填。

ユニットバスの排水・給湯・給水配管

まわりもウレタンとコーキングで

気密施工。

ほんの少し漏気を感じたため

追加でコーキングを打ち

しっかりヘラで押さえました。

土台と断熱材の取り合いからも

微量な漏気を感じる。

追いコーキングを充填。

こちらは電線の引き込み部分。

電線と電線の間があやしい。

隙間にコーキングを入れました。

サッシ周りはコーキングで

気密施工されていましたが

さらに気密テープを上から施工。

 

サッシ枠を留める

ビスからの漏気が

気になったようです。

見えますか?

天井のネオマフォームの

コーキング切れ。

見た目は たいした隙間に

見えませんが漏気量は多かった。

コーキングをたっぷり入れて

切れないように押さえます。

他の隙間が少ないためか

天井からの漏気量は

なかなかのモノ。

濱本代表を中心に5人で

天井のコーキング切れを

1時間ほど攻めました。

最後は掃き出し窓の調整です。

少し漏気があったため …

大工さんにクレセントの

掛かりをきつめに調整して

もらいました。

その後、サッシの召合せ部分の

パッキンを起こす作業。

白い布のようなパッキン。

倒れていると漏気する可能性があります。

出来るだけ垂直に起こし

クセを取ってあげます。

 

それでは再測定。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.095cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

気密施工をがんばった

濱本代表と大工さんは

笑顔でGoodポーズ。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

31cm2 → 10cm2 と

21cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.47 → 1.07 と隙間風が入り難い

特性に超大幅に改善。

そもそも気密施工のレベルが

高かった現場。

天井のネオマフォームの

コーキング切れを攻めに攻めて

21cm2 の改善。

 

0.1cm2/m2 を切ったこの現場は

1年を通じ、温度差の少ない

快適な家になると思います(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs