石川県金沢市で気密測定 2025/11/10
おはようございます
健太郎です。
11月10日は 石川県金沢市で
㈱イシダ住建さまの現場の
気密測定を行いました。
断熱材は 屋根・壁ともに
ウレタン吹付。
きれいに清掃された現場でした。
サッシは 三協アルミのスマージュⅡ。
樹脂ペアガラス。
1階の どの部屋からも
中庭が見える設計。
カーテンを開けっぱなしでも
人目が気にならないのは 良いですね。
1階の天井と梁の取り合いに
ウレタンが吹かれてました。
これは 天井の合板と梁の隙間から伝う
漏気を止める処置。
ウレタン屋さんありがとう
めちゃ助かります。
床と柱・間柱の取り合いにも
ウレタンが吹かれていました。
この隙間からも
漏気することが多いので
おススメです。
それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ．．．。
Ｃ値 ＝ ０.５４cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。
早速、C値改善（隙間埋め作業）を
開始します。
まずは 玄関ドアの下端。
コーキングを充填して
漏気を止めようとしましたが
隙間が大きいため止まりません。
ウレタンをたっぷり充填し
漏気を止めました。
おっと、エアコンの
ドレン排水配管と
ホールダウン金物の周りの
気密施工がない。
こんな箇所が数か所あり。
隙間の奥に入れるように
ウレタンを充填。
ここはユニットバスまわり。
断熱材の取り合いはウレタンが
きれいに吹かれていました。
給湯給水の周りにも
ウレタンがたっぷり吹かれて
いましたが… 配管の根元から
漏気がある模様。
隙間にウレタンを
充填しました。
ユニットバスまわりの
間柱の隙間が気になったので
ウレタンを充填。
床の気密は大引きと断熱材の
取り合いで取られています。
でも万が一、漏れがあった場合は
柱周りなどの切り欠き部分から
漏気が上がってきます。
予防策として柱周りに
ウレタンをはみ出さない
くらいに充填しました。
この現場はスキップフロアの
設計になっており
階段の途中に広めの
部屋がありました。
その部屋の 筋交いと床の取り合い
間柱と床の取り合い部分に
ウレタンが入ってない箇所あり。
漏気があったため
ウレタンを充填。
ウレタンを施工していたら
上から風を感じる。
どうやら柱と梁の根元から
多めに漏気しているようです。
梁と柱の隙間が
しっかり埋まるように
ウレタンをたっぷり充填。
これで安心です。
それでは再測定します。
気になるＣ値改善後の結果は ．．．。
Ｃ値 ＝ ０.３２cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
測定に立ち会いされた監督さんは
ほっとした表情で結果を確認されていました。
今回のＣ値改善により
αA（家全体の隙間面積）は
68cm2 → 41cm2 と
27cm2 の隙間が埋まりました。
ｎ値（隙間特性値 範囲1～2）は
1.81 → 1.48 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
ｎ値が 1.48と値が大きいのは
サッシ調整がまだのためでした。
掃き出し窓の漏気が少し多かった感じ。
後にサッシ調整してもらえば
隙間量の改善とともに
n値も良くなると思われます。
やはり、サッシ調整は大事ですね(^^♪