石川県白山市で気密測定 2026/02/16
稜です。

2026年2月16日は石川県白山市で
㈱山下工務店さまの現場の
気密測定を行いました。


中に上がります。


現場の断熱は屋根・壁ともに
ウレタン吹き付け断熱となっています。

サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラスですね。

サッシ周りはテープを貼って
気密処理を施していますね。

床を貫通している配線配管は
周りにウレタンを吹き付けて
気密処理してあります。

外周部に位置する柱の下端の
切り欠きもウレタンで気密処理。
ウレタン吹き付け断熱の場合、
壁がウレタンでミチミチに埋まって
いるので隙間なんて無さそうですが、
柱や間柱の下端などの狭い箇所は
ウレタンが詰まりにくいため
隙間が残ってしまう場合があります。
そのため、このように別途
気密処理を施すのも重要なんです。

筋交いの根元部分です。
こちらも先程と同様に
ウレタンで処理してあります。

こちらは二階の床(合板)と
桁梁などの取り合いです。
ウレタン吹付断熱の現場だけでなく、
パネル工法や気密シート貼りの現場でも
漏気を起こす可能性のある箇所なので、
なるべく気密処理しておきたいですね。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.15cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をしていきます。
壁のスリーブ管の貫通部。
上端をチェックしてみると、
少し隙間が空いて外から光が
入り込んでいる状態でした。

ウレタンを吹き付けて気密処理。
柱や間柱の下端などと同様に
狭い部分はウレタンが詰まりづらく
隙間が残ってしまう可能性が高いです。
普段目に付かないような位置に
隙間が残っている事も多いので、
別の角度から確認するのも大事です。

こちらは柱の切り欠き部分。
上の方で気密処理しているのを
ご紹介した箇所なのですが、
途中でウレタン処理が止まって
隙間が残ってしまっていますね。
手を近づけて確認すると、
漏気を起こしていましたので
気密処理を施します。

残った隙間にウレタンを詰めて
キッチリ漏気を止めました。
大量に漏気している訳ではないですが、
これが複数箇所あると気密への影響は
かなり大きくなると思われます。
小さな隙間でも一つ一つ
確実に埋めていく事が、
良い気密にする上で重要なのです。
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…

C値=0.12cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
20cm2 → 17cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.47 → 1.33
となっています。

この結果に、
立ち会いされた監督さんは
納得されたご様子でした。
改善作業は少しだけでしたが、
それに対して隙間は 3cm2 も
埋まった結果になりましたね。
たとえ小さな隙間であっても
それに気付かず放置していると、
冷暖房の効率低下や結露問題など
につながる恐れもあります。
後から直そうと思っても
まず隙間を見つけられませんし、
大抵は直しようがないですからね。
だからこそ、中間時の気密測定は
快適な家づくりをするために、
後々後悔しないためにも重要な工程なんです。
これだけ良い気密であれば、
快適で暖かい家になりそうですね。


