福井県福井市で気密測定 2023/04/20
おはようございます
健太郎です。
4月20日は 福井県福井市で
㈱モジュールホームさまの現場の
気密測定を行いました。
現場は平屋で
コンパクトな設計。
断熱材は 屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
ここは 基礎断熱仕様。
基礎には通気用のダンパーが
設けられてました。
ダンパー周りの気密は
ウレタンを充填して取りました。
サッシはリクシルのEW。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りの気密は
ウレタンにより気密処理。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは玄関ドアの下端に漏気あり。
ウレタンを充填して気密処理。
あと、調べていくと
玄関ドア下に入れたモルタルと
基礎の取り合いから漏気あり。
掃き出し窓からは
微細な漏気がありましたが
悪くない感じ。
すでに床板が貼られていたこと。
また、天井にボードが貼られていたため
めちゃくちゃ 攻めにくい。
ということで、間仕切り壁を中心に
攻めることにしました。(壁の中になる部分)
床下が室内扱いである基礎断熱。
ですが、外周部は伝い漏れする
可能性があり、怪しい箇所に
ウレタンを充填。
ここの土台と柱の取り合いも
ウレタンを充填。
筋交い周りもウレタンを充填。
それぞれに 伝い漏れがありました。
木材同士の隙間は 見た目
無くても、空気はめちゃくちゃ
細くて小さな隙間を伝っていきます。
気密処理して損はないです。
それでは再測定します。
C値改善後の結果は ...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定に立ち合いされた監督さんは
とても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
10cm2 → 8cm2 と
2cm2の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.22 → 1.05 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
この現場の 延床面積は
61.0m2(気積を含む)。
C値 = αA(家全体の隙間面積)÷ 延床面積(実質延べ床面積)
であることから、延床面積が
小さいと確実に不利(計算上)です。
それをものともしない気密力。
実は 0.1cm2/m2を出すのが
絶対難しいと思った現場でした。
ちゃんと気密施工すれば 出るのですね(^^♪