石川県野々市市で気密測定 2023/05/13
おはようございます
健太郎です。
5月13日は 石川県野々市市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
掃き出し窓から光が
差し込む 明るい室内。
2階の窓からの眺め。
大きな樹木の緑が目に優しい。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは 気密テープで
気密処理してから
漏れやすい取り合いにコーキングを
打ったダブルの気密処理。
断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
天井のラインから上は
梁が隠れるようにウレタンが
多めに吹かれていました。
2階の床にもウレタンが
掛かっているので断熱はもちろん
気密にも効果を発揮します。
外壁には フェノバボードが
貼られていました。
付加断熱仕様の模様。
この現場は床断熱の仕様。
剛床のジョイントは
気密テープで気密処理。
筋交いや間柱を入れる前に
気密処理されているのが流石です。
柱周りも気密テープ。
処置がとても丁寧。
たとえ、柱が痩せても
漏気させない施工です。
玄関土間部分が
比較的に広い設計。
玄関ドアの下端や
玄関土間の断熱材周りは
きれいにモルタルが施工されていました。
基礎と土台の取り合いは
気密テープで気密処理。
気密パッキンを覆うように
施工されているので安心です。
部屋の入隅にも気密テープ。
ここは木材と木材の突合せ部分なので
気密処理して損はないです。
ここは2階の床と壁のワンカット。
柱・間柱の取り合いにウレタンを
入れてあります。
この部分の気密処理は絶対おすすめ。
それでは測定前に漏気チェック。
玄関ドアから若干の漏気あり。
サッシ屋さんにドアラッチを
調整してもらい、パッキンの
当たりを良くしてもらいました。
排水配管周りに
追加でウレタンを入れて
気密性を上げました。
最後は 下屋部分。
耐力面材にウレタンが
吹かれているのだが
梁と面材の取り合いから
若干の漏気あり。
取り合いにウレタンを
吹いてもらいました。
この取り合いは漏気する
可能性があるので要チェックです。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.018cm2/m2 の超々高気密でした。
立ち合いされたお施主さまは
とても喜び、測定結果を確認されていました。
αA(家全体の隙間面積)= 3cm2。
C値は 当社の測定記録で
最高値の 0.018cm2/m2 !!
とんでもない気密力です。
いままで超々高気密でも
グラフの左上に点が印刷されていましたが
通気量(漏気量)が無さ過ぎて
とうとう印刷もされない結果に。
このあと、お施主さまより
私が興奮して 話が止まりませんでした。
やっぱり、New recordが出るとめちゃ嬉しいですね。