福井県福井市丸山で気密測定 2021/09/27
稜です。
9月27日は福井県福井市丸山で
㈱モジュールホームさまの現場の
気密測定を行いました。
玄関扉が2つありました。
片方は引き戸ですね…。
室内は明るく、清掃されています。
屋根と壁はウレタン吹き付け断熱
となっています。
天井には既にボードが貼ってある状態。
サッシはリクシルのサーモスⅡ-H。
それではチェックをしていきます。
サッシ周りはウレタンで気密処理。
この現場は基礎断熱となっていて
基礎内に空気を通すための
ダンパーがあります。
穴の隙間はしっかりとウレタンで
気密処理してありますね。
通気を管理するための物ですので
取り付けた所に隙間ができていては
元も子もありません。
水抜きの穴もウレタンで埋めてあります。
エアコンの配線配管の貫通部ですが、
どうにも怪しいとのことで
社長がウレタンで気密処理を
してくださいました。
チェックが終わりましたので、
測定に移ります。
気になる結果は…
C値=0.40cm2/m2の高気密でした。
C値改善作業(隙間埋め)をはじめます。
引き戸のドア下の支えの部分から
漏気を感じます。
隙間をウレタンで埋めて、
上から養生テープを貼りつけて
漏れを防ぎます。
他にも玄関の隅からも漏気。
こちらもウレタンを吹き付けて
気密処理していきます。
気が付きにくいですが、
サッシにビス用の穴が
いくつかありました。
キャップで塞ぐものですが、
とりあえずテープで目張りします。
他にも、
写真は撮っていませんが
室内側に伸びているCD管に
手を当ててみると少し漏気が…。
気を付けて外側で目張りを
したつもりでしたが、
何本か束になっていたCD管の
目張りが少し甘かった模様。
念には念をと、
テープでギチギチに目張りをしました。
それでは再度測定に移ります。
結果は…
C値=0.34cm2/m2の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
αA(家全体の隙間面積)は
66cm2 → 57cm2
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.56 → 1.50
と改善されました。
もはや恒例ではありますが、
引き戸がどの程度気密を
落としているのか気になるとの事で、
非公式ですが目張りをして測定します。
はたしてどの程度の影響があるのか…
C値=0.29cm2/m2の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
αA(家全体の隙間面積)は
57cm2 → 49cm2
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.50 → 1.40
となりました。
この結果に、
社長は納得されたご様子でした。
玄関引き戸だけで 8cm2の隙間。
大きいには大きいですが、
引き戸の中ではまだ影響が
少ない方でしょうか。
実はこの現場、玄関ドア2つの他にも
勝手口が2つありましたので、
気密的にはかなり不利な状況。
それでこの気密であれば、
素晴らしいと思います。