新潟県糸魚川市上刈で気密測定 2021/05/31
おはようございます
健太郎です。
５月３１日は 新潟県糸魚川市上刈で
㈱加藤工務店さまの現場の
気密測定を行いました。
いや ～ 晴れてよかった。
新潟県での測定は久しぶりです。
ここはお施主さまから直接
測定依頼を頂いた現場になります。
清掃が行き届いた明るい室内。
天井は気密シート貼りの仕様。
断熱材は天井・壁ともに
グラスーウール。
壁は面材で気密が取られていました。
外側はテープで室内側は
コーキングで気密処理。
サッシはＹＫＫのＡＰＷ３３０。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りはウレタンにより
気密処理。
車庫に繋がる扉が
片引き戸。
構造上、仕方がないですが
扉を締めた状態で光が見えました。
あまり漏れがありませんように…。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに．．．。
Ｃ値 ＝ ０.４９cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。
それではＣ値改善（隙間埋め作業）を
開始します。
玄関ドア、車庫に繋がるドアの
下端をウレタンより気密処理。
面材と土台の取り合いで
漏気を感じたため
ウレタンで気密処理。
あとはひたすら気密シートの
テープの浮きを押さえました。
一見、テープに浮きもなく
パーフェクトに見えます。
目線をテープに近づけ
横から見るとテープに浮きがありますね。
こんな浮きを潰していきます。
今回は浮きを潰し、
上からテープを貼って
押さえました。
脚立で小屋裏に上り
小屋裏内の天井のテープの浮きを
ひたすらに潰しました。
かれこれ、２時間くらい
テープの浮きを改善したでしょうか。
果たして、Ｃ値改善後の
結果は．．．。
Ｃ値 ＝ ０.３２cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
測定に立ち合いされたお施主さまは
とても喜び、詳細を確認されていました。
今回のＣ値改善により
αA（家全体の隙間面積）は
４４cm2 → ２９cm2 と
１５cm2 の隙間が埋まりました。
ｎ値（隙間特性値 範囲１～２）は
1.54 → 1.16 と隙間風が入りにくい
特性に大幅改善。
正直、気密シート貼りの仕様で
大幅改善するのはとても難しく
今回は15cm2の改善は出来すぎです。
遠征で良い結果が出ると
気持ちがいいものですね。帰路が楽です(^^♪
帰り際、お施主さまに柿の種の
お見上げを頂きました。
ありがとうございました。