石川県羽咋郡宝達志水町で気密測定 2021/02/03
おはようございます
健太郎です。
2月3日は 石川県羽咋郡宝達志水町で
ほそ川建設㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
家の中心に中庭があり
その周りを回遊できるように
設計された室内。
サッシはリクシルのサーモスL。
アルミ複合ペアガラス。
サッシ周りはコーキングにより
気密処理されていました。
断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
床は剛床の下で
気密を取っている仕様。
柱周りはコーキングで気密処理。
あれ。これは制震ダンパーですね。
ダイナコンティという商品。
最近、ビルシュタインなどダンパー系の
初動から揺れを抑えるモノの
人気があるように思えます。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.37cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まず玄関ドアの下端を
ウレタンで気密処理。
基礎と土台の取り合い部分を
ウレタンで気密処理。
筋交い周り、床と壁の
取り合い部分を気密処理。
ここは勾配天井のヌキ下地部分。
漏気がありました。
あるあるですがヌキを打ってから
ウレタンを吹くと隙間出来てしまい
伝い漏れする可能性があります。
下から取り合い部分を
ウレタンで埋めました。
何やら大工さんが顔を床に
近づけています。
何しているのか尋ねたところ
気密漏れを顔で感じ取っているようです。
ちなみに…
自分は指の産毛をセンサーに
して気密漏れを探しています。
壁沿いに置いてあった断熱材を
移動させると怪しい箇所を発見。
ビュービューきてました。
ウレタンをしっかり充填して
気密処理。
大物を埋めたので再測定。
はたして結果は…。
C値 = 0.28cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
大工さん達が0.2cm2/m2以下を
目標にしているため、まだ頑張ります。
2階の床と梁の取り合い部分の
気密処理をお勧めしました。
ここは意外に伝い漏れしてくるのです。
入角部分にコーキング。
木材と木材のジョイントは
怪しむべきです。
さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.22cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
測定結果に気密処理を
頑張った監督さんは安堵の様子。
大工さん達は 0.1cm2/m2に届かなかった
と悔しそうにされていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
68cm2 → 41cm2 と
27cm2 の隙間が埋まりました。
やっぱり、やる気満々の
人たちはいいですね。
自分もトコトンやりたい方なので
時間の許す限りお付き合いしますよ(^^♪