富山県南砺市江田で気密測定 2020/10/29
おはようございます
健太郎です。
10月29日は 富山県南砺市江田で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
きれいに整頓された現場。
2世帯住宅の大きな
延床面積の物件でした。
リビングの天井は
梁見せ仕様です。
それでいて吹き抜けも
採用されています。(足場で隠れていますが)
サッシは YKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは気密テープにより
気密処理されていました。
断熱材は屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
ウレタンの目が細かく
やわらかな断熱材です。
それでは チェックしていきます。
大工さんが剛床の貼り合わせ部分に
気密テープを貼られていました。
写真ではわかりにくいですが
木材に食い込むように貼られています。
壁側の気密処理です。
気密処理の内容に気が付く
人は相当マニアックです。
ウレタン吹付断熱でも間柱と剛床の
取り合い部分から漏気し易いです。
そこを1度、気密テープで処理してから
上からヌキ(1番下の木材)を打ち
ウレタンを吹いてもらっています。
これで壁と床との取り合いから
気密漏れがなくなるはずです。
剛床の気密処理も筋交いを
入れる前に気密テープが貼られています。
段取り的に手間ですが
筋交いを入れた後だと
筋交いの下が気密処理されていない
ことになるのです。
給湯給水配管まわりに
気密テープを貼られてます。
ここはコーキングで処理してから
気密テープを貼っています。
なんでもホースは動くので
コーキングが切れるのを嫌った
ダブルの気密処理だそうです。
これは化粧柱(見せる柱)。
通常、柱の立ち上がりは
気密テープでガチガチに処理する
のですが、見せる柱はそうもいきません。
そこは養生してコーキングで
気密処理されていました。
こまやかだな~。
ここは勝手口の土間周り。
モルタル、コーキング、ブチルテープ
ウレタンなど適材適所のモノで気密処理。
出来そうでなかなか出来ません。
測定器で減圧し、漏気を
確認しましたが全く問題なし。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.041cm2/m2 のウルトラ気密でした。
測定結果に立ち合いされた
お施主さまは大喜び。
話を伺ったところ、1ヵ月以上前から
気密測定が楽しみで楽しみで休暇を取り
立ち合いされた模様。
いや~ いい気密が出てよかったです。
今年の冬が寒くても
2世帯暖かく過ごせそうですね(^^♪