石川県白山市千代野で気密測定 2020/02/19
おはようございます
健太郎です。
2月19日は 石川県白山市千代野で
㈱CONCEPT建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
かなり明るい室内。
YKKの大開口スライディング(3セット)から
眩しい光が差し込んでいました。
2階に上がってみると
吹き抜けと吹き抜け(窓側)の間に
廊下が挟まれたブリッジ。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは気密テープにより
気密処理されていました。
この現場は 引き違いサッシに代わり
大開口スライディング(APW431)を採用されており
結果、引き違いサッシが無い仕様。
良い気密が出そう~。
玄関ドアはイノベストD50。
気密が漏れやすい玄関ドア下端も
抜かりなく気密テープで気密処理。
ここは基礎断熱の現場。
基礎と土台の取り合いは コーキングと
気密テープで気密処理されていました。
工事用の電源の引き込みは
先行配管で玄関ドアの下をくぐらせていました。
よく、玄関ドアから電源を引いている現場を見ます。
そうすると電気の線で玄関のゴムパッキンに
変なクセが付いてしまい、そこから気密漏れがしやすい。
ちょっとのことが気密に
影響を及ぼします。
室内に積まれた
サーキュレーターの箱の山。
基礎内を覗くと ビュンビュンと
4台も稼働してました。
基礎断熱では床下は室内扱い。
湿気を飛ばすために絶対やった方が
良い処置です。(カビ、シロアリ対策)
気密測定中は 空気を動かすと
いけませんので電源OFFにしましたが。
断熱材は 屋根、壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
外壁はフェノバボードによる付加断熱。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
ぬおおおーっ!
C値 = 0.025cm2/m2 の ウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.0cm2/m2。
立ち合いされたお施主様は
とても喜んで結果を撮影されていました。
αA(家全体の隙間)= 5cm2。(2.5×2cm キャラメル並み)
n値(隙間特性値 範囲1~2)=1.02と
レベルが高い。
もちろん、妥当性を図るために
測定は数度行っております。
自分の測定では過去最高値と喜んでいたところ
㈱CONCEPT建築設計の
橋本社長から少しお話がありました。
「CONCEPT建築設計は あくまで
C値 = 0.2cm2/m2以下を目指している。」と。
たしかに…。
建物には気密を取りにくい設計・仕様があります。
また、頑張った割に気密が出ないときもあります。
良いときと悪いときが必ずあるということです。
気密測定は 気密の見える化であるため
数値が先行してしまいますが
住まわれる方が ここちの良い住まいで
過ごして頂くためのお手伝い。
正直、超絶気密を測れたことは うれしいですが
数値で煽っているわけではありませんので
ご了承ください。