富山県南砺市二日町で気密測定 2020/02/08
おはようございます
健太郎です。
2月8日は 富山県南砺市二日町で
㈱CONCEPT建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
基礎断熱の現場でした。
建材が大量に入れてありましたが
現場はきれいで整頓された状態。
吹き抜け上空には大きいサッシが入っており
1階、2階ともに明るい室内でした。
断熱材は 屋根、壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
サッシは YKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはエッジがくっきり
出るくらいに気密テープがしっかり
貼られていました。
気密が漏れやすい基礎と土台の取り合いは
基礎パッキン + コーキングで気密処理。
さらに玄関周りは気密テープを貼る
3重の気密処理です。
よく見るとスタイロフォームまわりも
コーキングで気密処理されています。
基礎断熱だと床下が室内であるため
配管周りは気密処理しないことが多いのですが
コーキングで丁寧に気密処理されていました。
床下エアコンや床下換気が換気計画通りに
回りやすくなるため、このこだわりは好きです。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.033cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.0cm2/m2。
いや ~ 出ました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!
この値は複数回の測定で
妥当性を図った値。
測定結果にお施主様は大喜び。
詳細結果を撮影されていました。
αA(家全体の隙間)=5cm2と
キャラメル並みの隙間サイズです(*_*;
大工さんは 清都建築の北山さん。
実は北山さんが 0.0cm2/m2を
出したのは2度目です。(前回 0.048cm2/m2)
C値 = 0.033cm2/m2、αA = 5cm2は
自分の測定実績では過去最高値。
よく「C値は 0.1cm2/m2あれば、それ以上必要ない。」と
耳にします。
確かに、家を建て50年経ても
0.1cm2/m2 であれば必要ないでしょう。
しかし現実は経年劣化により
少なからずC値は落ちていきます。
その落ち幅をどれだけ少なくするかは
気密が落ちにくい気密処理(経年劣化に強い建材の選定も含め)
を施すことが重要。
また、ウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)のような
圧倒的な気密は施工精度が高く
経年劣化に強いと考えます。