石川県金沢市で気密測定 2024/07/01
おはようございます
健太郎です。
7月1日は 石川県金沢市で
takeあーと(たけあーと)さまの現場の
気密測定を行いました。
外は めちゃめちゃ暑い日でした。
ですが、室内は断熱材が効いて
まだ過ごしやすい感じ。
壁の断熱材は
グラスウール。
そのグラスウールを壁に
充填してから、すかっとシートが
上から貼られていました。
調湿性能がある気密シートです。
外に貼る断熱材は
EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)。
のちに付加断熱として貼る予定です。
屋根の断熱材は
ウレタン吹付断熱。
断熱材の厚みは250ミリ。
一部、天井の高さの関係か
ネオマフォームが貼られていました。
梁越しの伝い漏れを防ぐために
コーキングがきれいに入っています。
流石です。
サッシは YKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはコーキングにより
気密処理されていました。
玄関ドアは ㈱キムラの
木製玄関ドア。
気密性の良い、木製玄関ドアで
ありますように。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.10cm2/m2 の超高気密でした。
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関ドア下端の基礎と
土台の取り合いから漏気あり。
左右の取り合いにコーキングを
たっぷり充填し、漏気を止めました。
基礎と断熱材の取り合いからも
漏気を感じる。
取り合いにコーキングを
入れてから …
上からユラソール(気密テープ)を
貼っていくことに。
気密処理は いつもtakeあーとさまも
参加されます。
しかも、めちゃくちゃ丁寧。
玄関土間まわりをぐるりと
気密処理しました。
続いて、漏気で定番の
梁のほぞ穴から
かなりの漏気を感じる。
「ここ止めたら気密がめちゃ上がりそう」と
嬉しそうな大工さん。
木材に付着したウレタンを削って
下地を作ります。
きれいな下地だとテープの
食いつきがとても良いのですよ。
穴を塞ぐように気密テープを
3~4枚ほど貼ります。
気密施行した場所の
近くに金物あり。
ヒートブリッジ対策(結露防止)として
上からウレタンを吹きました。
最後はサッシの確認。
例のごとく搬送用の
緩衝材が付いていました。
これがあると窓とパッキンの
当たりが悪いこともあるので
撤去します。
そのあと大工さんに
パッキンが密着するよう
ラッチ部分を調整してもらいました。
それでは再測定します。
C値改善後の測定結果は ...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.046cm2/m2 の超々高気密でした。
測定に立ち会いされたお施主さまは
とても喜び、結果を撮影されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
13cm2 → 6cm2 と
7cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.43 → 1.04 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
気密施工を頑張られた大工さん。
「C値が悪かったらどうしよう」と
めちゃめちゃ頑張っていたそうです。
その結果が 0.046cm2/m2で
takeあーとさまの最高新記録。
努力が報われると 僕たちもほっとします。
報われないことも多々ありますので(^^♪