福井県福井市で気密測定 2024/07/10
おはようございます
健太郎です。
7月10日は 福井県福井市で
豊島建設(株)さまの現場の
気密測定を行いました。
パネル工法の現場です。
断熱材は 屋根・壁ともに
ネオマフォーム。
壁の気密は 外壁側で。
柱とパネルの取り合いを
気密テープで気密処理。
屋根の気密は
屋根側を気密テープ。
室内側は ネオマフォームの
ジョイントに気密テープ貼った後
梁の取り合いにウレタンを
吹いて気密処理。
断熱材と梁の取り合いは
漏気し易いので良い処置だと
思います。
サッシは YKKの APW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは 気密テープに
より気密処理。
ここは玄関土間まわり。
断熱材と基礎の取り合いに
コーキングが 30ミリ以上
入っていました。
なかなか極太の気密処理です。
それでは 気密測定器で
減圧しチェックしていきます。
屋根の断熱材のネオマフォーム。
梁と断熱材の取り合いは
鋭角になる箇所が一番漏気し易い。
すべての箇所をチェックしましたが
ウレタンがしっかり入っており
問題なし。
続いて玄関まわりを
チェック。
玄関ドアまわりの気密処理。
外側はやってありましたが
室内側は忘れられていた模様。
伝い漏れがあるのか
漏気を感じました。
玄関ドアまわりの隙間に
ぐるっとウレタンを充填。
基礎と土台の取り合いから
比較的漏気が多かったので …
大工さんに上から気密テープを
貼ってもらいました。
さらに玄関ドアの下端に
コーキングを充填。
モルタルは きれいに施工
されていましたが少し
伝っている感じでした。
となると勝手口も怪しい。
基礎と土台の取り合いから
そこそこの漏気を感じる。
シロアリ返し付きの気密パッキンの
取り合いからか?
両脇の取り合いに
コーキングをたっぷり充填。
コーキングを指で
なぞって押さえました。
そう言えば …
勝手口に搬送用の
緩衝材がハマっていました。
これを噛んでいると
パッキンの当たりが悪くなる
ことがあるので撤去します。
最後は基礎の貫通部。
ユニットバスの給湯給水
配管の引き込み穴。
室内側で処理してあるとの
ことでしたが貫通部の気密処置は
室内、屋外の両方から攻めた方が
良いです。
配管周りに防蟻ウレタンを
充填して貫通部を埋めました。
それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.080cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
この結果に、気密処理を頑張った大工さんと
立ち合いされたお施主さまは
とても喜ばれていました。
とくに大工さんは
「やることやったが悪い気密が出たらどうしよう」と
かなり緊張されていたようです。
大工さんの頑張りが報われましたね。
おっと、帰宅前に
壁設置型の宅配ボックスを
チェックしました。
なかなかのサイズです。
室内側から見ると所々に
光が見えるところあり。
なかなかのサイズの穴が
空いていました。(5~6個)
水抜きを兼ねているのかも
しれませんがこれにより
完成気密が落ちるのは面白くない。
監督さんに処置してもらうよう
お話ししました。
最近、完成気密が宅配ボックスに
より落ちることがあります。
皆さんもお気を付けください(^^♪