石川県かほく市で気密測定 2024/07/27
おはようございます
健太郎です。
7月27日は 石川県かほく市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
パネル工法の現場です。
壁の断熱材は ネオマフォーム。
パネルと柱の取り合いは
室内、室外ともに気密テープで
気密処理されていました。
外壁側はのちに ネオマフォームを
付加断熱で施工する予定。
屋根の断熱は ネオマフォーム100mmに
アイシネンのウレタンを240mm
吹いた付加断熱仕様。
合計340mmの断熱がヤバいです。
サッシは YKK の APW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは気密テープに
より気密処理。
気密性能を引き出すために
サッシ屋さんが調整してくれています。
この現場は 掃き出し窓や
引き違い窓がありません。
ただし、すべり出し窓でも
調整してパッキンの当たりを
良くした方がよいです。
大工さんが清掃されています。
剛床のジョイントに気密テープが
貼られていました。
柱周り、電気配線まわりには
ウレタンが充填。
排水管、給湯給水 配管周りは
コーキングが入っていました。
この現場は 基礎断熱仕様。
換気システムはマーベックスの澄家 VS90。
床下エアコンを設備する予定。
気密だけで言うと基礎断熱は
床の気密処理は必要ない。(家の外周部の気密は必要)
ただ、この現場のように
床の気密をしっかり取ると
余計な隙間から空気が抜けないため
床下の空気の循環し易い。
また、床下エアコンの暖気が行き届きやすい。
(給気ガラリからしっかり暖気を上げられる)
大工さんの技です。
玄関土間まわりを
掃除する大工さん。
パネルと土台の取り合いは 気密テープ。
土台と基礎の取り合いは コーキングを
充填した気密処理。
よくある土間と断熱材の隙間は
モルタルできれいに埋められていました。
測定前にチェックします。
換気システム用の基礎スリーブの
目貼りが浮いていたので
気密テープを追加して目貼りを強化。
気密測定器で減圧して漏気チェック。
玄関ドアの右下から若干の漏気あり。
サッシ屋さんにドアを寄せるように
調整してもらいました。
おっと、玄関ドア(電子錠)の
配線穴が開いたまだだった。
ウレタンを充填してから
気密テープを上から貼って
気密を取りました。
パネル工法では珍しく
梁が隠れるようにウレタンが
吹かれていました。
冬季は木材でも冷気を伝えやすい。
それを防ぐように梁をウレタンで覆った
木材熱橋を考えた断熱・気密処理です。
ここは1階の天井。
この上は下屋になっています。
手をかざすと僅かに
漏気が感じられました。
伝い漏れを防ぐため取り合いに
ウレタンを充填して気密処理。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.031cm2/m2 の超々高気密でした。
立ち合いされたお施主さまは
結果を喜び、笑顔で撮影されていました。
αA(家全体の隙間面積)= 5cm2(2×2.5cm)。
n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.11。
圧倒的な気密スペックです。
きれいな現場は いい仕事する
大工さんが多いです。
今年の冬がめちゃ楽しみですね(^^♪